紅茶を買いにお店に行った。
会計の時、やたら色っぽい声の店員。
ちょっとびっくりして顔を見た。
地味である。
見た目にエロスは一切ないのに。
なんだか微妙な気持ちになる。
そしてミスる檀蜜声の店員。
店員は、エロさより正確さが大事です。
「処女の生血」のように、エロの部分っていうのは見た目だけじゃわかりませんね。
解説は....
処女の血を求めてルーマニアからイタリアの片田舎へやって来たドラキュラ伯爵。招かれた地元の屋敷には伯爵の狙い通り4人の娘がいた……。「悪魔のはらわた」でフランケンシュタイン物語を大胆にアレンジしたアンディ・ウォーホル以下のスタッフ・キャストが今度はドラキュラに挑戦。
大流行の吸血鬼。
バリエが豊富な吸血鬼映画。
70年代の作品なのに、この発想は新鮮で楽しい。
性が抑圧されてた時代だからこそかもしれない。
厄介な運命を背負った吸血鬼。
好き嫌いが生死にかかわる悲劇。
女の巧妙な嘘は、男には見抜けない罠。
処女の血じゃないとダメな吸血鬼。
ただただ面倒である。
わざわざルーマニアから血を求めてイタリアに行く迂闊さ。
どう考えてもイタリア女は奔放だろう。
庭でもおっぴろげてるくらいなんだから。
現代だったら完全に絶滅します。
ベジタリアンって気に入らないのです。
バランスよく食えよと思う。
菜食主義なんてかっこつけでしょうが。
この吸血鬼も飲まず嫌いなだけで、慣れれば処女じゃなくてもいける気がする。
結局、ウソを見抜けずコメディのお約束みたいに悶絶する姿は面白いので素敵。
演じたウド・キアの怪奇顔は傑作。
瞳の色と真っ赤な血が狂気。
ゲロゲロになりながらも純潔を求める吸血鬼。
体と心は一緒とは限らない。
それでも純潔さを求めるのは、穢れのないものを自分のものにしたいという支配力のせいか。
吸血鬼は白を赤に変える快感に憑りつかれている。
女はその赤い血に支配されるしかない。
むしろ、支配されることに愛を感じたりする。
ラストは絶対に一致することはない男と女の悲劇にも見えた。
ちぶ~的貧弱度5
血を飲むくらい野蛮なくせに、終始具合が悪そう。好き嫌いは小さいころに直さないと大人になってから苦労する。