ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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バッキャロー!「バッファロー'66」

仕事は早く、正確に、要領よくやるもんじゃありませんか。

 

無駄なことはできるだけ省く。

 

効率よくこなしたい。

 

自分がそう思っていても一人で仕事をしているわけではないので、そうはいかず....

 

そのツケが月末にまわってくる。

 

忙殺される日々。

 

バッキャローと叫びたい。

 

もっと頭を使えと言いたい。

 

言えないから今日も晩酌。

 

仕事ってこんなものよね。

 

 

だけど、「バッファロー'66」のような恋愛のバッキャローはお断り。

バッファロー'66」



解説.....

ヴィンセント・ギャロを一躍スターダムに押し上げたラブ・ストーリー。愛を知らないアナーキーな男と、彼に惹かれる女の寡黙な愛を描く。グレーを基調にしたビジュアルや独特のスロー描写など、他に類を見ないアーティスティックな作風が見もの。共演にクリスティーナ・リッチ。5年の刑期を経て出所してきたビリー。仕事で家を離れ、両親に結婚したと偽っていた彼は、実家に戻るため通りすがりの女・レイラを拉致する……。

 

 

 

 

男って子供よねって女が言う。

 

そういう女も子供だから相手にできるのに。

 

自分勝手で面倒くさい男。

 

そんな男にどう惹かれたのか分からない妙に尽くす女。

 

ぶっちゃけ相手は誰でもいい。

 

その人じゃなければならない理由なんてほとんどない。

 

自分にとって必要だったときにやってきた人に恋をする。

 

恋というくされ縁。

 

それなのに、それを純粋な恋だと信じて疑わない二人。

 

思い込みも恋の一部だと言いますよ。

 

 

 

 

 

なぜだか評価が高い。

 

カルト的人気。

 

最初はよく分からなかった。

 

確かにオシャレ。

 

映像の色もカット割りも独特で個性的。

 

主演二人も個性的。

 

ヴィンセント・ギャロは、目がギョロ。

 

クリスティーナ・リッチーは目がパチッ。

 

胸もドカっと体もボチャっと迫力がある。

 

でも。

 

私はそんなところはちょっとどうでもいい。

 

 

そっちよりもストーリー。

 

この男と女。

 

いびつで理解不能な恋愛。

 

恋愛とも言い難いところ。

 

なんか。

 

若い時の恋愛みたい。

 

このカップルはアメリカ映画なのに、日本人カップルのよう。

 

男はバカで子供で、なんでも自分が支配したがる。

 

女はそんな男をなぜか一途に想う。

 

寂しかったり、その人と自分に似ているものを感じたり。

 

従うことが愛だと信じてる。

 

レイラは男の理想の女。

 

従順で疑わなくとも愛をもらえるという安心感。

 

なんてバカな女なんでしょう。

 

成り下がっとる。

 

でも、女ってそういうとこあるんだな。

 

恋は盲目。

 

恋は束縛。

 

恋は思い込み。

 

馬鹿な恋。

 

でも、それが恋ってもん。

 

恋で世界の色が変わる。

 

食べ物も服も表情も。

 

恋をするとかっこ悪くなる。

 

自分の考えも相手に合わせようとして。

 

自分がなくなっていく。

 

相手がすべてになっていって。

 

違う自分になる。

 

それが恋の怖さ、恋のパワー。

 

何も失わずに手に入る恋は恋じゃないかもしれません。

 

 

ロマンティックじゃない恋愛。

 

そんなところがあまのじゃくには心地よかったりする。

 

 

 

ちぶ~的ウザメン度5

絶対こんな男は好きにならない!あまりのSMプレイに笑うしかなかった。