きゃぴきゃぴしてる女の人って苦手である。
女子力が高めの人って見てて引いてしまうのである。
自分が、カラッカラのサバッサバだから。
新人の人が意外に女女している人。
師匠に教えてもらってる間もやたら愛想がいい。
笑顔と笑い声がはじける。
繁忙期の今、私の空気とは大違い。
昨日は休日出勤をして、月末の仕事に超追われてる私。
そんな横で、「今日は疲れますね~」と昨日休んだ人に言われる。
弱音を簡単に吐けるってうらやましい。
空気を読めない人は時として得である。
こちらは愛を読んじゃう、「愛を読むひと」。
あらすじは...
1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。
生粋のロマンティックラブストーリーだとか思うでしょ。
綺麗でまぶしい少年時代の淡い恋。
そんな話だと思ったら大間違い。
痛々しくて、切なくて、どうしようもできなくて。
そんな時代に翻弄された男と女。
本を通じて愛を、事実を知る。
序盤のラブシーンの連続に胸焼け。
ハンナは純粋に少年のマイケルを愛してたのだろうか。
正直、そこは分からなかった。
彼女の愛は、埋められない虚しさをマイケルに向けただけのように思えた。
少年は純粋で無垢で無知。
だからこそあそこまで愛せた。
初恋は風化しない。
ハンナにとってはただの恋愛。
いつだって自分を忘れない女だったのだろう。
プライドと恥。
彼女にとってはそれがすべて。
それしかなかったのかもしれない。
少年の罪悪感がこの初恋を縛り付ける。
過ぎたことだと割り切れない。
人間は後悔する生き物なのだ。
そして、どうしようもできないことがある。
壊れてしまったものは、もう元には戻せない。
人生は不完全のまま流れていく。
生きることは難しい。
人に本を読んでもらう。
それは愛情表現の一つかもしれない。
物語を語る。
聞いている人に物語を与えるように。
愛を読む。
その時間は二人だけの世界に変わる。
そして、その時間は一生消えることのない永遠の初恋だったのだ。
ちぶ~的女々しい度5
よく言えば、一途。悪く言えば、しつこい男。奥さんになっちゃった人が一番の被害者。男の人はこんなにも昔の恋愛を大切にするものなの?