新人さん二日目にして危うい。
簿記の資格やパソコンの資格はあれど、経理の経験は一切なし。
事務系の仕事もしたことがないらしい。
それでも、自信ありげだったのに。
負けず嫌いの私は、ライバル出現に闘志を燃やしていたのである。
しかし。
どうやら師匠曰く、それ以前の問題らしい。
なんでも初めてというのは深くて広い暗闇の中を歩くようなものだ。
やはり経験値はあればあるほどいい。
感覚があるだけで全然ちがうのだから。
地獄のような経験も今となってはいい思い出である。
「バトル・ロワイアル 特別篇」のような、血が流れるということだけはなかったけど。
見えない血は吐いてたな。
解説.....
大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるというあまりにも過酷で理不尽なものだった……。
内容のあまりの衝撃性に賛否両論巻き起こった同名小説を映画化した問題作。
空前の話題と作品のヒットを受け、邦画では異例の追加撮影が行われ、編集段階でカットされた部分も含めて再編集されたディレクターズ・カット版。
公開当時は、相当話題になった。
当時、まだホラーを見ていなかった私はビビっていたの。
中学生の首が飛ぶ話なんて見れるわけないと思っていた。
そのせいか、これまで見るのを敬遠していたのである。
あのタランティーノも傑作だと絶賛したくらいだから、アイディアはズバ抜けている。
日本映画で子供同士の殺し合いの話を作ること自体が挑戦だっただろう。
でも、私には殺人描写は屁の河童。
本当に怖いのは子供に怯える大人。
増える少年犯罪。
当時の(今も?)会問題を風刺した革命的映画だ。
大人が怯える子供。
その子供をつくったのは大人。
それなのに、責任を子供に転嫁する。
大人って自分勝手。
育てておいていらないという。
自分たちが求めていたものが子供にはなかったから。
ないに決まっているのに。
すでに大人たちが失っているのに、子供がもってるわけがない。
世の中はこんな矛盾に満ち溢れている。
不公平で不順。
いらなかったら捨てればいい。
いらない人は殺せばいい。
そうやって排除していった世の中には一体何が残るのだろうか。
愚かな戦いは、愚かな者しか生き残れない。
大体、いい世の中だったときっていつだった?
いつだって大人は子供を脅威に感じてる。
それは、自分たちの原点を見せられてるみたいで怖いからじゃないか。
そういえば私も「最近の子は~」と言うことがあったりなかったり......
若者よ、生死を抱け。
大人に何を言われても、がむしゃらに生きよ。
死は近くもないが遠くもない。
ちぶ~的狂気で凶器度5
私ならノコギリがいい。鍋のフタだけには当たりたくない。大体、みんな武器使うのうますぎでしょ。