今日は新しい社員の方が入社する日だと思っていた私。
恐る恐るドアを開けたが誰もいない。
なんだよ...
と、拍子抜け。
新しい人も場所も最初が嫌い。
はいっていくのも嫌いだけど、迎えるのも苦手。
結局、入社してくる日は月曜日らしい。
面倒くさい人だけは嫌だ。
ビビリの私は今から憂鬱である。
一人の刺客だけでも嫌なのに、こちらは「十三人の刺客」。
あらすじ......
幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。
時代劇が好きだ。
水戸黄門と暴れん坊将軍、遠山の金さん、必殺仕事人は不朽の名作である。
時代劇がだんだんと廃れるのは寂しい。
不自然なCGもなく、原始的な撮り方にこだわったこの作品は好感が持てる。
日本の時代をどの年代にも忘れないように、こういう映画を続けてほしい。
侍魂。
日本人が忘れちゃいけない義理人情。
私の大好きな伊勢谷友介。
だから見たのに。
がっかりよ。
セクシーの使い方が大間違い。
だったら出ない方がよかった。
悲しくて、思わずCOCO塾の伊勢谷を見直した。
役所さんじゃなかったら、この13人まとめれなかったでしょう。
ただでさえ広がってしまったのだから。
この人のカリスマ性、ブレない実力にあり。
変わらない安定さに惚れぼれ。
基本的に時代劇が好きなので、よくもわるくもこんなものだと思う。
アクションシーンは迫力があったし、決闘シーンもシンプルでよかった。
だからこそもったいない。
本編が140分以上。
主要メンバー13人。
長い。多い。
そして、久々に聞いた時代劇語が私を夢の世界へ誘う。
作戦が長くて撃沈。
スケールも大きく、俳優陣もゴージャス。
収集がつかず、どうしてもダラダラしてしまう。
いっそのこと、90分以内に収めておけば強弱のある作品になったかもしれない。
時代劇を楽しむには十分だけど。
現代人にはない侍魂。
かっこいいけど、命は大切にしたい。
腹は斬ればいいってもんじゃない。
切り捨て御免。
それでも、男たちの仁義にシビれる。
これにて、一件落着。
ちぶ~的チャンバラ度5
ゴローちゃんにもっとチャンバラしてほしかった。松方弘樹の殺陣はキレキレで感動