吹雪の日にバスの時間を間違えた。
というか時間が変わってたという不運。
オフ会というか文句言いたい会に遅刻。
店に着く前に遭難する勢い。
ランチを食べて一度店を出た。
何時間後、用事を済ませてからまたお茶を飲もうと思ったら......
やっぱり吹雪いてる。
何時間前と変わらない風景。
寒い。
また同じ店に戻る。
気候には逆らえないと思い知る。
「ポセイドン・アドベンチャー」は、元祖自然に逆らえない映画。
牧師にも逆らえないとこがミソ。
解説...
大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。
リメイク版の「ポセイドン」は見たことがあった私。
そこそこ満足した気がする。
それは、主演がカート・ラッセルだったからだろうか。
オリジナルがあったと知って観てみた今作。
やっぱりこちらが本物でした。
俳優でごまかしてない正統派パニック映画。
アドレナリン出まくりのハチャメチャキャラがなんとも豪快である。
豪華客船というものは大概沈む。
妬みがあるからだろうか。
金持ちしか乗れない船はそもそも存在が悪なのだ。
海、船、転覆。
こうなるとラブストーリー構成がうまいか、パニック押しの映像で乗り切るパターンが多い。
この映画は、ラブストーリーもないしそんなにパニック映像はない。
パニックなのは取り残された人々。
どのキャラもそれぞれの役割を果たしている。
ジーン・ハックマン演じたフランク・スコット牧師なんか最高である。
こんなに血の気の多い牧師は見たことがない。
自己中で無鉄砲。
神の使いって結構乱暴なんだなと思う。
有終の美に全く説得力がないところもいい。
命を粗末にするなって誰が言ってるんですか。
刑事のマイクだってどうかと思う。
妻が元売春婦ってところはカッコイイ。
でも、いかがなものか。
刑事って市民のために働いているわけじゃないと知る。
人間なのだ。
窮地に追い込まれたら、そんなの関係ねぇ。
感動ものだった小デブのおばちゃん、ベル。
どんだけ活躍すんねん。
名スイマー。
一番役に立たなそうなキャラに名誉をもたせるところがウマイ。
分量、タイミング、スピード....すべてが神がかり。
海の神、ここにあり。
どこの神様も冒険好きなんですね。
ちぶ~的どっちでしょう?度5
信じれば救われる?間違ってる人を信じたら死んじまう?結局は誰かじゃなくて自分はどうするかだよね。