辞めることは同じ課の人は絶対知っているはず。
なのに、誰もそのことについて触れてこない。
普通、同じ課の人が辞めることになったら声くらいかけるだろう。
クソババァことKBさんは、目を合わせようともしない。
黙秘。
黙秘権は人間に与えられるものだというのに。
心当たりがあるから関わりたくないのだろう。
所詮、その程度なのである。
私も黙っている。
誰が何が原因だなんて言いたくもない。
口が腐る。
私が大人しくて気の弱い女だと思ったら大間違い。
無言に隠された殺意。
3か月の間に何回殺しただろう。
とにかく自分を殺さなくてよくなる。
それだけで一歩を踏み出せている気がしている。
ただ、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のように実行に移すか移さないかって、かなりデカイ差だけども。
解説は.....
衝撃的なセンセーショナルを巻き起こしたオリヴァー・ストーン監督によるラブ・バイオレンス。史上最悪の大量殺人鬼としてアメリカの犯罪史にその名を刻むミッキー&マロリー・ノックス。彼らの軌跡を斬新な映像で綴った大傑作。運命的出会いをしたミッキーとマロリーは、各地で殺害を繰り返しながらルート666を疾走していた。そんな2人をTVが追って報道、それを見ていた民衆は、いつしか彼らをヒーローとして崇め奉るようになってゆく……。
確かに衝撃的で斬新な映像。
迫力とインパクトで怒涛のバイオレンス。
これ、かっこいいのか。
これ、傑作なのか。
......
わからない。
うるさい感じ。
まるで汚ギャル。
程度ってもんがある。
アイライナーの代わりにマジック使っちゃだめでしょ、みたいな。
「俺ってワイルドだろ~?」と言わんばかりのウディ・ハレルソン。
私の頭の中ではスギちゃんと同じ衣装。
この人のハイテンションを力で押し切った感。
ジュリエット・ルイスは、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」から続いているような芸風。
売れない夫婦漫才。
ネタに深みが見えないのは私だけか。
そもそもストーリーに感情移入できないのでどうしようもない。
色々遠い。
殺人鬼が人間には見えない。
それが狙いであり、それをかっこよく見せる。
劇中の民衆がヒーローとして彼らを崇めるのと同じように。
ただ映像の奇抜さやスタイリッシュさだけが先行してしまっていて肝心の見ている側の気持ちを置いてけぼり。
画だけじゃ映画は見れない。
そこに心が映っていないと。
悪でも善でも。
一番怖いのは麻痺。
何も感じてない心。
無。
むしろ私ではなく同じ職場のKBさんたちが、殺人者なのかもしれませんね。
ちぶ~的ナチュラル度1
ナチュラルさゼロ。女の子を褒めるときナチュラルって使うけど、あれって褒めてることになるの?普通ってむしろひどい気がする。