みなさん、初夢は見ましたか?
私、映画がつまんなくてうたた寝したときに見たくらいで。
だから映画と現実がごっちゃなチンプンカンプンな夢。
夢の方が映画より面白かったりする....
なので。
ちゃんと見てないんです、初夢。
初夢占いしたいんですけども。
そもそも元々夢見ても忘れちゃんですけどもね。
悪夢だけは鮮明に覚えているものですよね。
「悪夢探偵」のように悪夢を消してくれる人がいたらいいですよね~。
悪夢って本当に目覚めたときの気分が最悪ですから。
あらすじは.....
現場勤めになったばかりの女刑事、慶子(hitomi)は謎めいた事件を担当する。夢を見ながら死んだようだという証言と、死者たちが死ぬ間際に何者かと話したことを示す携帯電話の発信記録から、事件を解く鍵は夢にあると推測。他人の夢の中に入れる能力を持つ悪夢探偵(松田龍平)の存在を知った慶子は、彼に協力を求める。
グロと独自の芸術的な世界を持つ塚本晋也監督作品。
「ヴィタール」も「六月の蛇」もなんだかんだで好きな方。
ずっと気になってたこの作品。
原作が漫画かと思っていたら監督のオリジナルストーリー。
yahoo!映画ではかなりの酷評。
妹。
「つまんねぇよ」と吐き捨てるほど。
私。
ムムム....
あれ、おもろい。
普通がわからん。
あっ、私普通ではありませんでした。
主演を差し置いて、まず言いたい。
この作品の汚点はhitomiのみ。
監督がファンだったらしくキャスティングしたらしいが。
途中で気づいたでしょうね、どうにもならんことに。
後に引けなくなった感。
このキャラクターを実力派女優が演じていたらどうなってたんだろう。
もったいないの一言しか出ない。
刑事役なのに、お尻フリフリモデル歩き。
棒読みよりひどい直立不動読み。
顔は岩のように堅く、美脚のみが支え。
~でございますっていうセリフには参った。
下手クソな人に何を言わすんだ。
わざととしか思えない。
笑うしかないじゃないか。
悪夢探偵の「あぁ、いやだいやだ」はこの人に最も言うべきセリフだったでしょう。
悪夢探偵のやる気のなさが好きだ。
人間の底が見えてしまう男は常に死にたいと思っている。
そもそも仕事になんかしていない様子。
じゃぁ、なんなんだこの男感。
演じた松田龍平にはこんなダークで鬱っぽい役が似合う。
どこか笑ってしまうような部分を忘れていないところがいい。
そして、この男の暗くて見えない空虚感が常にある。
2も楽しみな松田のハマリ役。
相変わらずグロテスクワールド。
奇抜な発想とユーモラスなストーリー展開はいつも楽しい。
独特な世界観に気付かないうちに足を踏み入れてしまう。
人間の暗く奥底を映し出すよう作風なのに、笑いをどこかに含ませる。
悪夢探偵の根暗で覇気がない姿がどこかおかしく見えたり。
感情や欲求というものは不確かで定まることがない。
だからこそ、人は常にどこかで死を考え生きているのではないか。
生きていれば死にたいとも思う。
それが生きるということ。
永遠のものなんてない。
生きることは幸せなことばかりではないのだから。
それでいい。それが当たり前。
その悪夢、束縛から生まれる自分の妄想かもしれません。
もっと簡単で楽でいい。
小さくても幸せを感じる瞬間を大事にすればそれでいい。
多くを求めれば多くを失うのです。
私なんか伊勢谷友介の夢を見たくて、枕に切り抜きを入れるところですよ。
そんな幸せでいいんです。
幸せは幸せですから。
ちぶ~的びっくら度5
いきなりドーン!!ってくるから気を付けて。物体は、出ないと思ったらいきなり出るから要注意。私、お茶こぼしました。