あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします!
みなさんの年越しはいかがでしたか?
私は、とびだせどうぶつの森のカウントダウンイベントで年越しました。
こんなんで大丈夫なのか。
大丈夫ではないか、うん。
ロマンティックな年越しエピソードがありましたらジャンジャンお寄せください。
私、なんもなさすぎて怖い。
このまま私は死ぬんでしょうか。
そんな人は歴史に残る名作「ゴッドファーザー」を見るといい。
自分の普通がどんなに素晴らしいかわかります。
あらすじは......
マフィアの世界を克明に描きベストセラーとなったマリオ・プーゾの同名小説をフランシス・コッポラが映画化した一大叙事詩。
シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。三男のマイケル(アル・パチーノ)はひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった……。
一年の一発目にふさわしい映画史に残る名作。
映画中毒になってから何年も経ちますが。
どうしても手が出せなかった名作。
なんせ名作嫌いだから。
マフィア映画は特に敬遠。
最近の「預言者」も「アニマル・キングダム」もハマれなかったもので。
これは....別格でした。
比べてもいけない。
そんな孤高の存在なんですね。
絶対眠くなると思っていた。
マーロン・ブランドを見るまでは。
しゃがれた声と渋い彫。
深すぎて目が見えないくらいの存在感。
一度見たら画面から目が離せない。
この人の吸引力は、まるで見ている側も支配するような強烈なカリスマ性。
絶大な信頼と権力を持ち崇拝された男の天と地。
自分の人生に誇りを持ちながらも三男マイケルには同じ道は歩んでほしくないという親心。
最後の最後までドン。
神々しいくらいの完璧な演技。
私が言うまでもなく20世紀、もしかしたら21世紀最高の俳優かもしれない。
マーロン演じたドンの三男マイケルを演じたアル・パチーノ。
興味のなかったマフィアの世界にのめり込んでいく様が静かでいい。
権力という名の欲をじわじわと自分の色に染めていく。
なりたくないと思っていた父と同じ人生を歩んでいく。
時より身長が低すぎるのが気になるが、それ以外は完璧にマイケルを掴んでいる。
冒頭とラストでの顔つきの違いが印象的。
男はマフィアの世界に限らず、権力と名声と金にとらわれて生きている。
そして、何よりもプライドを捨てることができないのだ。
今まで、フランシス・フォード・コッポラの映画は「コッポラの胡蝶の夢」しか見たことがない。
その時は映画中毒初期というのもあったかもしれないが。
物凄い勢いで爆睡してしまい、胡蝶の夢よりも私の夢を見まくったのである。
おかげで全く内容を覚えていない。
この失敗がさらに「ゴッドファーザー」を見る機会を遠ざけた。
しかし。
「ゴッドファーザー」は、想像していた何物とも違った。
映像から音楽から役者から、すべてが完璧に緻密に計算されている。
一人一人のキャラクターが話すセリフ以上に背景が自然とこちらに見えてくる。
マフィア映画だが、それだけではない。
見る人によっても全く見方が変わってくる。
女性の私から見れば、欲に憑りつかれた愚かな男の話にも見える。
自分の感情よりも自分の権力に重きを置く。
家族を作ったのもそれを絶やさないためのようにも見える。
女は男に利用され、それでも生きるために男を必要としなければならない哀れな生き物である。
この映画は、「面白い!」と大声を出して絶賛するような作品ではない。
エンドロールが流れて画面が暗くなるまで、時間をかけて静かに面白いのかもしれないと思う映画だ。
そして、何回も見ると毎回違うものが見えてくるのではないか。
噛めば噛むほど味が出る。
ただ、”面白い”だけでは面白くないのだ。
一回見て満足してしまう映画は面白い映画ではないから。
何度も見て時間をかけて楽しむ映画。
これぞ名作。
もう今年のNO,1映画が決まってしまった予感。
ちぶ~的名画には名曲度5
あの音楽、毎回流れると思ったら大間違い。添え物程度くらいにしか流れない。なのにずっとかかっているかのような印象の残し方!携帯の着信音にしたいくらい。