ずっと気になっていた北欧サイキック・スリラー!アマプラで見放題配信になったから早速観てみた!本当に怖いかな!?
話題にはなっていましたが、そんなに期待してなかった。
予備知識なしで鑑賞したらたまげた!
しかも、これ大友克洋の漫画「童夢」にインスパイアされた作品って本当かい!?
衝撃的だったラストも含め、ネタバレありで語っていくよ〜。
- 「イノセンツ」の評価
- 「イノセンツ」あらすじ&概要
- 「イノセンツ」キャスト&登場人物
- 「イノセンツ」は大友克洋の「童夢」インスパイア作品!(※ネタバレあり)
- 「イノセンツ」のラストに震えた!(※考察ネタバレ)
- 「イノセンツ」ネタバレ感想
- 今日のまとめ:「イノセンツ」のホラーな学び
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「イノセンツ」の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)です!!
・ストーリー:⭐⭐⭐⭐⭐️
• 演技:⭐⭐⭐⭐⭐
・恐怖度:⭐⭐⭐️⭐️⭐
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(3.7/5.0) レビュー数:17.041件
・IMDb⭐️(7.0/10)レビュー数:27000件
※現時点
子供の純粋な邪悪が怖いとの声がチラホラ…
確かに怖かったなぁ。
あの遊びも、異次元すぎて不気味だし。
鳥肌が立った!という人もいて、全体的に高評価な印象!
猫飼いにはキツいシーンもあるので、注意喚起のコメントも多かったです。
「イノセンツ」あらすじ&概要
🎞️鑑賞媒体:Amazon prime video(アマプラ)
原題:De uskyldige/The Innocents
製作:ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン 2021年
上映時間:117分
監督:エスキル・フォクト
脚本:エスキル・フォクト
映画の内容!
ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった 4 人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚めて…
\「イノセンツ」の予告編はこちら/
「イノセンツ」キャスト&登場人物
※キャスト画像出典元:映画『イノセンツ』オフィシャルサイト
ラーケル・レノーラ・フレットゥム 役名:イーダ
自閉症の姉をもつ妹・イーダ。
風貌が、ザ・北欧の少女。
独特の存在感があって、最初から異彩を感じた。
で、やっぱり天才少女だと思う。
掴みにくい感情を演じるのが上手い。
どんな女優になっていくのか楽しみ!
アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ |役名:アナ
非言語的自閉症のアナ役を演じたアルヴァ…
普段は、格闘技の訓練をしたりするくらい活発少女らしい!
役柄と普段の雰囲気が全く違いすぎて同一人物か判断できないくらいだ。
いやぁ、彼女の演技は素晴らしかった!!
久々に度肝を抜かれた…ヨ!!
サム・アシュラフ |役名:ベン
彼も素晴らしかったんだよなぁ。
基本的に自然体なんだけど、どこか異質な感じがあって…
ベンを演じたサムも、今後どう成長していくのか期待したくなった!
ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム |役名:アイシャ
白斑は、特殊メイクではなく素顔のまま。
役柄的には、正義感があってまっすぐで素敵な少女。
彼女の演技、好きだったなぁ。
アナと心を通わせていくシーンも温かい気持ちになりました。
エレン・ドリト・ピーターセン |役名:アンリエッタ
調べたらイーダ役のラーケル・レノーラ・フレットゥムは実の娘らしい!
役柄でも母親役でしたが、めっちゃ自然だったもんなw
私が大好きな「テルマ」やそこそこ観れた「マザーズ」にも出演してる!
私と趣味が合いそうw
スリラーやホラー映画にはぴったりの雰囲気が私は好きです。
「イノセンツ」は大友克洋の「童夢」インスパイア作品!(※ネタバレあり)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
※Wikipedia参照
映画「イノセンツ」は、大友克洋の「童夢」からインスパイアされた作品らしい!
調べたら結構昔の作品で、1980〜1981年に連載されたものらしい。
内容は、「イノセンツ」と設定が似ていて郊外のマンモス団地で起きた連続不審死事件を巡るモダンホラー。
でも、少女・少年の4人組というのは映画独自設定の模様。
大友克洋の「童夢」は、超能力者のメンツが年代も立場もバラバラっぽいので違う面白さがありそうだ!
90年代にデヴィッド・リンチ監督が映画化するという話も出たらしいけど、流れてしまったとか!
それは残念すぎる〜。
でも、今回北欧サイキック・スリラー映画として蘇ってくれただけでも嬉しいですね!
私は全く大友克洋の「童夢」という作品を知らなかったので、日本人としてはとても誇らしい!
80年代の作品なのに未だに愛されているなんて…
すごいよね?
映画と漫画の「童夢」を比較して観ることで、さらにこの作品を楽しめるかもしれませんね!
\大友克洋の「童夢」をどう観る?/
「イノセンツ」のラストに震えた!(※考察ネタバレ)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
ラストに行くまでの内容も怖い…
自閉症の姉・アナとその妹イーダの関係性が冒頭からヒリヒリする。
自閉症の姉は両親が面倒を見ないといけないこともあり、どうしてもイーダは家族の中で孤立する。
イーダにしてみれば、まだ子供だからそんな姉の存在が疎ましくなってもしょうがないのかもしれない。
そんな時、テレパシーの能力があるアイシャとアナが出会う。
イーダは、ベンと猫をおもちゃにして残酷な遊びをする…
完全に「禁じられた遊び」状態。
もう嫌な予感がビンビンするのであるw
で、アナとイーダ、アイシャ、ベンは4人で超能力を使って遊び始める。
そのおかげで、アナは少しずつ話せるようになったり意思疎通が前よりはできるようになる。
その一方で超能力遊びがどんどんエスカレートしていき、ベンは人を操れることが楽しくなる。
ついにちょっとしたことで母親にイラつき、殺してしまう!
挙げ句の果てに、正義感溢れるアイシャまで超能力を使って殺してしまうのだから怖い!
しかもアイシャの母親に殺させて…
でも、本当に怖いのは「殺してしまった」ことよりもただベンが超能力を使ってみたら自分の欲望が満たされたので”またやってみた”感覚が一番怖いのだ…
無垢で純粋な邪悪。
だから「イノセンツ」!
静かに淡々と進んでいくんだけど、北欧らしいとんでもない冷たさが頭をキーンとさせるのよ!
本当に…恐ろしい子!!
問題のラストシーンが!
ラストでは自閉症のアナがアイシャをベンに殺されてしまったことで、先にやらなければ自分たちが殺されてしまう!と、ヒーロー映画並みのサイキックファイトをするわけですが…
よく考えたら地味なんですよ?
ちょっと水面が揺らいだりとか、砂が動くだけなんですよ?
なのに、なぜだろう…
ものすごい迫力なんですよ!
ヤバい大作映画を観ている気持ちにさせられるんですよ!
闇堕ちしたベンが、自分を正当化してアナと戦う姿はまるで悪魔!
めっちゃ観ていて力が入りましたw
セリフはなくても、言葉にならないくらいのアナの純粋な正義が伝わってきた!
結局、アナが勝ってベンの心臓は止まる=死んだんですが…
自閉症のアナは、何事もなかったかのように部屋に戻る。
アイシャと出会ったことで、超能力を引き出せたり言葉を少し話せるようになったけど…
あのラストだと、彼女の中で何かが変わったのか?
と、少し思わせる感じでしたね。
自閉症で言葉を発することができないから、気づかれなかった超能力。
目に見えないだけで、言葉にできないだけで、アナにはとんでもないパワーがあったわけです。
イーダは、ラストに母親に甘えることができたような気がしました。
ある意味、超能力を通じて姉妹愛も築けたのではないでしょうか。
観終わってからは、怖さと切なさと悲しさが入り混じる…
素直に傑作だなって思いましたねぇ。
「イノセンツ」ネタバレ感想
私、サイキック系好きなんですよねw
超能力に憧れる時期ってありませんか?
ホラー映画大好きなんですが、サイキック系であまり成功した例を見たことがない。
ただ超能力使うだけじゃ面白くない。
やっぱり、ちゃんと人間を描いてくれないとね。
そういう意味でも、この「イノセンツ」は少女たちの純粋無垢な危うさをサイキック・スリラーとして繊細に描くことができてました。
まるで無表情で「なんで人を殺しちゃいけないんですか?」と聞かれているような感じ…
北欧映画ってこういう題材を料理するのが本当に上手いです!
ただ、猫を飼っている人には辛いシーンがありますので要注意!
いつも観るようなホラー映画とは違うので、きっと新鮮に観ることができると思いますよ!
今日のまとめ:「イノセンツ」のホラーな学び
超能力を鍛えてはいかん!
目覚めてしまった力を引き出しちゃあかんのよ。
みんなが持っていないものを持ってしまうということは、それくらいリスクがあるのよね。
出る杭は打たれると言いますから。
人と違うって強みだけど、弱みでもあるんですよねぇ。
会社はまさにそれだからw
そんなことを考えながら観ていたら「イノセンツ」のアナに憧れちゃいますね!
いや〜本当に映画の内容も演技も素晴らしかったのでぜひ観てほしいですよ!
それでは、今日はこの辺で。
またね!
ちぶ〜でした。
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