ホラー映画さえあれば!

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『返校 言葉が消えた日』

☆ちぶ〜的ざっくりあらすじ☆

放課後、眠ってしまった女子高生。目が覚めると誰もいない。仲間を見つけ、抜け出そうとするが... そこで怪物に襲わそうになる。

 

『恋って罪。』

 

一党独裁体制下にあった1960年代に起きた迫害事件。

 

どうやらそれをモチーフにしているゲームが元ネタらしい。

 

思いがけず、社会派のホラー。

 

どの国にもある暗黒時代。

 

自由を奪われ、生きる希望を奪われた若者達。

 

でも、結局はあの先生が一番悪いんじゃね?

 

と、思ってしまいました(笑)

 

 

冒頭から引き込まれる。

 

目覚めたら誰もいない学校って本当に怖い。

 

暗闇で探すのは自分自身。

 

襲ってくるモンスターにもしっかり意味がある。

 

この時代にはなかった自由。

 

今は当たり前のことだからこそ、当時の人達の苦しみがひしひしと伝わってくる。

 

たったそれだけのために命を懸けなければいけない時代。

 

その「たったそれだけ」が実は生きる上でとても大切なものだと気付かされる。

 

 

今は映画もテレビも不自由な時代になってきたと思っていたけれど…

 

私たちが感じている不自由は、自由があるからこそ不自由だと感じられるのだ。

 

ホラー映画だけど、それだけじゃない。

 

怖いだけじゃなくて、切なくて儚い物語。

 

台湾ホラーに馴染みがない人にもおすすめしたい作品ですね。

 

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本日紹介した映画は、こちらでした↓

 

返校 言葉が消えた日(2019)

返校/DETENTION/DETENTION 

監督 ジョン・スー