『悪魔のせいだけではないの。』
「死霊館」シリーズの最新作。
ホラー映画はシリーズになると大概つまらないけど、これはいつも面白い。
秋田でまさかの映画館上映があったので鑑賞。
副題は思わせぶりでツッコミたくなるけど、やっぱり楽しかった。
悪魔の証明よりも愛の証明。
結局はこの夫婦愛にいつも感動してしまうんですよね。
大概の人間は、誰かのことを思って誰かのために行動ができる。
それは、誰かに愛されたことがあるからだと思いたいけど…
愛されていても、悪魔のような人間になることはある。
それが一番怖い。
悪魔に取り憑かれ、惹かれていく心理は異常。
だけど、それは誰もが持っている人間の弱さからくるものなのかもしれない。
誰が加害者で誰が被害者になるかなんて分からない。
結局、人間が罪を犯しても人間が裁くしかないわけで…
悪魔の証明は人間が善人であることを証明するのと同じくらい難しい。
ちゃんとしたホラー描写を描きながらも、今回も考えさせられるテーマだった。
本当に実在する人物の話だから毎回興味深い。
この夫婦の本とかを読んでもっと知りたいなって思う。
何より、二人の信頼関係は夫婦愛を超えている感じがする。
凡人には理解できないくらいの絆は羨ましい限り。
ある意味、ロマンチックなホラー映画と言えるでしょうね。
ちぶ〜的死霊度5
悪魔も魔女も見分けがつかないくらい邪悪でした。でも、それ以上に人間の浅はかさが本当に怖かったです。
本日紹介した映画は…
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 (2021)
THE CONJURING: THE DEVIL MADE ME DO IT
- 監督 マイケル・チャベス
- あらすじは…
- 1981年、アーニー・ジョンソン(ルアイリ・オコナー)は家主を惨殺し、裁判で無罪を主張する。その理由は、悪魔にとりつかれていたからというものだった。アーニーを凶行に走らせたという悪魔の存在を証明するため、心霊研究家のエド、ロレイン・ウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)が調査を開始。警察の協力を得て調査を進めていくうち、夫妻はすさまじく邪悪な“何か”に追い詰められていく。
- (yahoo!映画より引用)