前半がほぼデヴィッド・ボウイのMVみたいなのでクソカッコいい!!
久々に見たら、惚れた。
彼の最期も醜いのに、色気が凄い。
こんなカッコよくホラーしているなんて知らなかったので、それだけでも満足。
この時は、まだ若いカトリーヌ・ドヌーヴとスーザン・サランドンも絵画のように美しい。
何よりもトニー・スコットの長編デビュー作が吸血鬼映画だったとは!
たまたまU-NEXTの見放題でみつけたんだけど、いろんな意味でお得感たっぷりの作品でした。
永遠の愛の代わりに与えられた命。
でも、吸血鬼にすら、"永遠"はないらしい。
執着と愛は非常に似ている。
そこに孤独が入ると、愛がどこにあるのか見つけられない。
結局、本当の愛は与えるものであって求めるものではないということだったのか。
永遠の命も、永遠の愛も、永遠にしてしまうと空っぽになってしまうような…
切なくて痛々しかった。
自分の孤独を埋めるために、永遠の命を保つ。
その時点で、愛は欲望になってしまうのでしょうね。
今見てもスタイリッシュで美しい吸血鬼映画でした。
ちぶ〜的吸血鬼度5
こんなに美しい吸血鬼がいるのかしら。本当にこの世に吸血鬼がいたら、この映画を見てどう思うだろうか…
本日紹介した映画は…
ハンガー (1983)
THE HUNGER