ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

「赤死病の仮面」


『相手は自分の鏡。』

 

エドガー・アラン・ポーの原作をロジャー・コーマン監督が映画化。

 

他にもエドガー・アラン・ポーの作品を映画化しているようだが、その中でもこれが傑作と言われているらしい。

 

多分、私は初めて見たけれど...

 

確かに、冒頭から洒落ている。

 

赤い男と悪魔と契約した傲慢な王。

 

悪魔は一体どこにいたのか。

 

伝染病が蝕んでいったのは、病だけではなかったということだったのだろうか。

 

 

中世のイタリアが舞台。

 

貧富の差が激しく、貴族たちは馬鹿騒ぎ。

 

伝染病も自分達には関係ないと言わんばかりの生活。

 

なんか、ここら辺の意識の低さは現代と変わっていないなと思ったり...

 

結局、人間は不幸が自分の身に直接降りかからないと何も行動しない。

 

起きてからでは遅いのに、他人事になってしまうと何も考えようとしないのだ。

 

 

悪魔と契約を交わしていい気になっていた王。

 

非人道的な行いで、悪魔になったつもりだったのだろうが...

 

本当の悪魔はそこにはいなかった。

 

というオチは妙に説得力があった。

 

悪魔と神様は紙一重

 

私にはあの赤い男が悪魔ではなく、ある意味神様の試練にも見えた。

 

コロナ禍で映画を見ると、何を見ても考えてしまうのかもしれないけれど…

 

コロナも神様に与えられた試練だと思って、上手に付き合っていくしかないのかも。

 

今は、人類が神様に試されている…

 

そんなことを思わせる作品でしたね。

 

 

ちぶ〜的伝染病度5チーンチーンチーンチーンチーン

どの時代もあるんですよね、得体の知れない病気。結局、どうしようもならないことはいつの時代もあるってことですよ。

本日紹介した映画は...

赤死病の仮面 (1964)

THE MASQUE OF THE RED DEATH

監督 ロジャー・コーマン
解説...
「アッシャー家の惨劇」から始まったR・コーマンによるE・A・ポー作品の映画化の中でも最高峰に位置する傑作ホラー。時は中世イタリア。村や町で死の伝染病が蔓延する中、残忍な領主プロスペローは城内に閉じこもり狂ったような宴を延々と続けていた。そこへ赤い頭巾で顔を覆った一人の男が現れるが、頭巾の下に隠された顔はプロスペローと同じものだった……。
 
(yahoo!映画より引用)