『青春の思い出は、殺意の香り。』
日本にはプロムという習慣がないからこういう映画が生まれないんだと思う。
だってプロムってなかなか残酷なイベントですよね。
学校の格差社会って日本でもありますけど、それがプロムで露骨に結果として出るという...
アメリカのいじめがひどいのは、常にイケているグループに所属していなければいけないというプレッシャーの表れな気がします。
まぁ、私の高校時代もそういう格差があって学校が大嫌いだったんですけども。
そもそもイケてるってなんだよ?
っていう(笑)
この映画は青春時代の嫌~な風習を思い出させてくれましたね。
自分の青春時代の事件を根に持ったまま母親になった女、スー・アン。
年増なのに、まだ青春時代をやり直せるんじゃないかという希望を持っている時点で物凄い怖い。
根に持ち方が半端ないので、最初からオチは予想できる。
それでも、なんか妙に同情しちゃうんだよな~。
私もどちらかというとイケてない組だったしな(笑)
年増女を自分たちのパーティーのために利用する若者たちもある意味怖かった。
若者特有の、悪気のない損得勘定も冷静に見たらかなり残酷で...
若いから何でも許されるなんてファンタジーだよなって思う。
結局、人間の根本的な部分ってただ年を重ねただけじゃ何も変わらない。
成長と年齢は比例しないってことですよね。
ちぶ~的イケイケ度4
だんだん派手になっていくスー・アンの変貌はちょっと笑えた(笑)
本日紹介した映画は...
マー -サイコパスの狂気の地下室- (2019)
MA
- 監督 テイト・テイラー
あらすじは...- 「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー監督が、同作でアカデミー助演女優賞を受賞したオクタビア・スペンサー主演で放つリベンジスリラー。オハイオ州のとある街で孤独な生活を送る女性スー・アン。ある日彼女は、街で出会った地元の女子高生から、未成年である自分の代わりに酒を買ってきて欲しいと頼まれる。その出来事をきっかけに、スー・アンは自宅の地下室を高校生たちのパーティの場として提供するように。楽しい時間を過ごす高校生たちだったが、スー・アンの態度は次第に変わりはじめ……。共演に「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のジュリエット・ルイス、実写版「美女と野獣」のルーク・エバンス。
(映画.comより引用)