
U-NEXTで映画「小さな悪の華」を鑑賞したので、ネタバレありの感想と考察をお送りします!
実際にアン・ペリーが起こした殺人事件が元ネタで、この事件はピーター・ジャクソン監督も、1994年に「乙女の祈り」(Heavenly Creatures) として映画化している。
15歳の二人の少女が依存関係の中で、起こす残酷な所業の数々。
思春期の不安定さが悪魔を引き寄せたのかー。
今もこの記事を読んでくれる人がいるので、改めて映画を見直してリライトしましたよ!
※2020年5月27日の記事を2025年9月11日リライトしています。
- 🎬 映画「小さな悪の華」の評価
- 📖実話映画「小さな悪の華」のあらすじ&基本情報
- 🎭実話映画「小さな悪の華」のキャスト&登場人物
- 🧠 実話映画「小さな悪の華」ネタバレ考察:ストーリーと起承転結を簡単解説!
- 📝 実話映画「小さな悪の華」ネタバレなし感想&まとめ:実際の事件・アン・ペリー殺人事件がモチーフだったゾクっとする恐怖!

🎬 映画「小さな悪の華」の評価
ちぶ~的評価は…
🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!
総評:「実話とは信じられないくらいの邪悪さ!悪魔的ではなく、悪魔!」
ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆
演技:⭐⭐⭐⭐☆
恐怖度:⭐⭐⭐⭐☆
🌍 映画「小さな悪の華」の世間の評価まとめ(Filmarks・IMDb)
・Filmarks:⭐️3.7/5.0(レビュー3,877件)
・IMDb:⭐6.6/10(レビュー3,000件)
※現時点
🗣️ 映画「小さな悪の華」のみんなのレビューまとめ
👦「強烈な思春期の狂気と美しさが共存していて、目が離せなかった」
👧「痛々しさが残るけれど、少女たちの刹那的な感情に共感してしまう…」
📖実話映画「小さな悪の華」のあらすじ&基本情報
原題:Mais ne nous délivrez pas du mal
製作国:フランス 製作年:1970年(日本公開1972年/リバイバル2008年)
上映時間:103分
監督:ジョエル・セリア
脚本:ジョエル・セリア
映画の内容!
15歳のアンヌとロールはカトリック系の厳しい寄宿学校で暮らし、ボードレールの『悪の華』などの暗黒文学に耽溺。夏休みに入り、悪魔崇拝の儀式、盗み・放火・動物虐待など次々と行動をエスカレートさせ、牧童を誘惑した後、残虐な結末へと向かう。
作品引用元:小さな悪の華 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
🎭実話映画「小さな悪の華」のキャスト&登場人物
ジャンヌ・グーピル |役名:アンヌ(黒髪の少女、反道徳の象徴的存在)
カトリーヌ・ヴァジュネール |役名:ロール(金髪の少女、アンヌと共に“悪の華”に咲く)
ベルナール・デラン |役名:車の男(牧童など複数役)
ミシェル・ロバン |役名:レオン
ジェラール・ダリュー |役名:エミール
🧠 実話映画「小さな悪の華」ネタバレ考察:ストーリーと起承転結を簡単解説!
※ここからネタバレを含みますのでご注意ください。
🔍 ストーリーの流れ(3ステップ解説)
🥎起: 黒髪のアンヌと金髪のロール、寄宿学校に通う15歳の少女。ボードレールをはじめ暗黒文学への耽溺がきっかけで“悪の遊戯”へ導かれる。
⌛承: 夏休みを機に悪魔崇拝の儀式を行い、盗みや放火、動物虐待、大人の男性を誘惑するなど、その悪行は日に日に過激に。
💣転: 恐怖や罪悪感を超えて、二人の絆は破滅への覚悟へと変貌。
最後には“永遠に一緒にいる”ための極端な決断を下して終焉へ。
🎭 ショッキングな少女たちの結末!
カトリック寄宿学校に通う15歳の少女・アンヌとロールは、悪魔崇拝に傾倒しながら、窃盗・放火・殺人といった“悪”を次々と実行していくが...
その行動はやがて警察に知られ、学校にも捜査の手が及ぶ。
追い詰められた2人は、最後の儀式として「何があっても一緒にいよう」と誓い、衝撃的なラストを迎える。
学校の発表会の日…
アンヌは刑事に招待状を送り、ロールとともに詩の朗読を行う。
その詩は反宗教的で挑発的な内容。
教師たちが困惑する中、2人は自らの服に火を放ち、炎に包まれながら抱き合い、観客の前で命を絶つのだったーー。
💬 強烈なラストシーンを考察!&ツッコミ感想
映画『小さな悪の華』のラストは、単なるショック演出ではない。
だからこそ、怖い。
少女たちが選んだのは、宗教・道徳・大人たちの世界に反抗したまま、穢されることなく“美しく燃え尽きる”死。
その決断は、もはや“純粋な悪意”を美学として昇華させたようにすら見える。
フランスでは、その過激さから上映禁止となったほどの問題作。
禁忌と美しさが交錯するこのラストは、観る者の倫理観と感性を激しく揺さぶる。
──なぜ、ここまで悪に傾倒したのか?
──少女たちは本当に“悪魔”だったのか?
何も答えが見つからないまま、物語は終わる。
理解できないまま残された、二人の少女の決断。
それは今も、私の中に棘のように刺さっている...
📝 実話映画「小さな悪の華」ネタバレなし感想&まとめ:実際の事件・アン・ペリー殺人事件がモチーフだったゾクっとする恐怖!
🩸実際に起きた「アン・ペリー殺人事件」
1954年、ニュージーランド・クライストチャーチで起きた衝撃的な事件。
当時15歳だったジュリエット・ヒューム(後のアン・ペリー)と、親友のポーリーヌ・パーカーは、ポーリーヌの母親を撲殺した。
その動機は、2人の関係を引き裂こうとした母への憎しみ。
共依存的な友情と、現実逃避的な妄想世界に浸っていた2人は、計画的に殺人を実行。
事件後、ジュリエットはイギリスに渡り、名前を変えてアン・ペリーとして推理小説家に。
1994年、ピーター・ジャクソン監督がこの事件をもとに映画『乙女の祈り(Heavenly Creatures)』を制作。
そして、1970年のフランス映画『小さな悪の華』も、この事件をモチーフにしているとされる。
「禁じられた遊び」の少女エロって感じ?
男子にしてみたら本当にひどいけど…
少女だからこその危うさと純粋さがよく描かれていたと思います。
当時は、フランス本国でも上映禁止になったくらいだし。
確かに、反宗教的なシーンもあるし少女エロはヤバいですからね…
教育には絶対に悪い作品ですよ。
ただ、こういう時期って女の子には必ずあるから共感はしないけど否定もできないw
まだ子供だからこその狂気ですよね。
心と体が一致していない思春期って一番怖いかも。
破滅すら美しいものに見えてしまう年頃…
大人になった時、きちんと自分の“悪の華”に気づけるのでしょうか。
映画のラストはなんだか悲しくて切なくなりました。
“悪”は本能ではなく、孤独や無関心の中で静かに育まれる。
それに火をつけるのは、抑圧と好奇心の狭間に揺れる、純粋で危うい衝動。
映画『小さな悪の華』は、そんな“悪の目覚め”の瞬間を描く。
少女たちの無垢さと狂気が交錯する描写に、思わず息を呑む。
倫理や宗教への反発。
共依存的な友情。
思春期特有の混沌とした感情。
それらが絡み合い、なぜかどこか美しく、しかし背後には不気味な影が漂う。
ときに痛々しくもあり、だからこそ印象的。
初見の時はかなり衝撃を受けて、倫理観が揺らいだ。
見直してみても、やはりこの二人の純粋すぎる邪悪さにめまいがする。
一番怖いのは、映画を観終わってもその華が、トラウマとしてすくすく育っていくような不気味さだ…。
そんなこわ~い小さな華を咲かせたい方はぜひチェックしてみてね!
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