『女を捨てて生きた女、女として生きた女のドラマティックすぎる人生!』
今までも映画化されてきたエリザベス女王については馴染みもあるのでどういう人生を送ったかは知っている。
だが、同じ王位継承権を持っていたメアリー女王についてはあまり知らなかったので新鮮だった。
ふたりの女王を演じたシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの競演も見ごたえたっぷり。
宮廷やファッションも豪華絢爛で飽きることはない。
とにかく、この二人の人生の対比が非常に興味深かった。
やはり、女が国を統治するというのは難しく結局は男の野望に苦しめられるというのはいつの時代も同じだ。
エリザベス女王は、その野望に対抗するために男として生きるしかなかったのだと思う。
結婚をし、世継ぎを産むことができたメアリー女王も最後まで男に翻弄され悲運な結末を迎えるはめになる。
ふたりの人生はリアル大河ドラマだ。
だからこそ凄い!としか言いようがない。
エリザベス女王は最後まで国を統治し、歴史に名を残した。
が、王位を継承していった血族はほとんどメアリー女王の血筋だ。
なんだか対比すればするほど切なくなる。
どちらも幸せではなかったし、どちらも正しくはなかった。
そして、運命は非常に残酷なんだということを痛感させられましたね。
女性から見ると、どうしてもメアリー女王は同性ウケしないしエリザベス女王の方がカッコよく見えるのですが...
この世に血筋を残すという使命に関しては完璧に成し遂げたと思いますね。
ビッチも才能でございます...
ちぶ~的女王度5
いつもながら、シアーシャが美しい!マーゴットの白塗りも迫力がありましたけどね!
本日紹介した映画は...
ふたりの女王 メアリーとエリザベス (2018)
MARY QUEEN OF SCOTS
- 監督 ジョーシー・ルーク
- 18歳で夫のフランス王を亡くしたメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は、スコットランドに帰国して王位に就くが、故郷はイングランド女王エリザベスI世(マーゴット・ロビー)の支配下にあった。やがて、メアリーが自身のイングランド王位継承権を主張したことで両者の間に緊張が走る。さらにそれぞれの宮廷で生じた内部抗争などにより、ふたりの女王の地位が揺らぐ。
(Yahoo!映画より引用)