『カルチャーショックホラーが怖い!』
戦争の真っ只中、母と娘が何かに襲われる。
自分の人形を取られたと泣く娘。
そんな娘にヒステリックになる母。
家の中にいる誰かに怯える。
そして、突然鳴るサイレンにビビる。
もう...
隅から隅まで怖い!
恐怖は四方八方からやって来る。
所々に混ざってくるカルチャーショックがまた恐怖を煽る。
怖いと同時に新鮮だった。
イラン映画を見るといつも思うことがある。
女性が生きづらそうだなとか、自由がなくて苦しいだろうなとか。
日本人としてはその文化の違いを恐怖に感じたりする。
これもそうだった。
緊急事態時にもヴェールはつけないといけない。
命を守るための行動でも、宗教の規律を破ったら罰せられる。
日本人の感覚では全く理解できない状況がここでは起きる。
だからこそ、この映画は怖い。
得体のしれない"誰か"も確かに怖い。
だが、それよりも怖いものがこの映画にいた。
それこそがこのホラー映画の面白さだと思う。
久々に見ごたえのあるホラー映画が見れて満足。
ホラー映画で新鮮さが欲しい人には特におすすめしたい!
ぜひ!!
ちぶ~的ヴェール度5
ヴェールは真っ黒な布ってイメージがありますが、よく見ると色々ある。映画に出てくるヴェールもおしゃれでした。
本日紹介した映画は...
アンダー・ザ・シャドウ (2016)
UNDER THE SHADOW
- 監督 ババク・アンヴァリ
あらすじは...
- 1988年のテヘラン。シデーは5歳の娘ドルサと一緒に、戦地に赴いた医師の夫の帰りを待っていた。ある日、彼女たちが暮らすアパートにミサイルが落下するが爆発は免れる。隣人に引き取られた両親のいないメフディは、ミサイルが邪悪な神“ジン”を呼び寄せたと言い、ドルサも同じことを主張する。
(Yahoo!映画より引用)