ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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「怪物團」

 

「怪物團」

『見た目より中身って本当だよ。』

   

 

どうしても、人間は視覚からの情報でいろんなことを判断してしまいがち。

 

だから、この世の中から差別はなかなか消えないのだと思う。 

 

人とは違う何かを見つけて、排除しようとする。 

 

それがどれだけ馬鹿で愚かなことなのか。

 

今では伝説のカルト映画ともいわれるこの作品。

 

1930年代に製作されたものなのに、何一つ綻びていない傑作だと思う。

 

  

私はとにかく小人のカップルが愛おしくてならなかった。

 

ひたすら愛する人のことを想い、大切にしようとする温かい心。

 

最後まで見て、これはラブストーリーだったのではないかと思うくらいロマンティックでした。

  

特にハンス(ハリー・ハイアムス)が心変わりしても、ずっと彼を思い続けるフリーダ(デイジー・アールス)がセクシーなんです!

  

背が低くて、見た目が子供だけれど中身から女性らしさが溢れていてとっても素敵でした!
 
結局、見た目は飾りにすぎないということを教えてくれます。

 

本当の美しさは内面から出るものなんだと痛感しました。

  

公開当時は、本物の障害者の方を出演させたということで衝撃を与え公開禁止にもなったようですが...

 

私は、本当に怖いのは自分のことをまともだと思っている奴の醜い心だと思いました。

  

これからも伝説の作品として生き続けてほしいです。


 

 

ちぶ~的フリークス度5
お金にくらむ美女が一番気持ち悪い!そう思えるだけで自分はマシかもと思いましたよね。



本日紹介した映画は...

怪物團 (1932)

FREAKS/NATURE'S MISTAKES/THE MONSTER SHOW

監督 トッド・ブラウニング

「怪物團」


あらすじは...
本物の奇形・異形の人間が大挙登場する“伝説の”古典ホラー。サーカスの花形クレオパトラは遺産目当てから小人のハンスと結婚、彼の毒殺を図るが、その企みは見せ物仲間にばれてしまう……。アメリカでの公開時に、失神者が続出した、あるいは妊婦が流産したといったスキャンダラスな話題が続出、全米各州で上映禁止となるなど世界中で一大センセーションを巻き起こした映画史上に残る問題作。
(Yahoo!映画より引用)