『魔女VS変態男の攻防。』
驚いた!
この二人芝居、すごい!
レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス」を私は知らない。
だけど、この二人の会話劇に引き込まれる。
ベテラン二人の熟練された演技の競演。
ロマン・ポランスキー監督は、やっぱり老いぼれてもまだまだ現役だ。
ワンダ役のエマニュエル・セニエが強烈だ。
そこそこババァで化粧が濃い。
これがヴィーナス!?と疑ってしまうほどにおどろおどろしい....
正体は、きっと魔女だったんでしょう(笑)
ワンダの演技に夢中になってしまう演出家トマを演じたマチュー・アマルリックは、見た目からして役柄も含めロマン・ポランスキー監督そのものだ。
だからこそ、サドとマゾの関係が絡んだ物語がピッタリとハマる。
SとMの世界に引き込まれてしまう哀れな男の姿は、滑稽で面白い。
久々に大人の官能的な魅力を堪能できた気がする。
本当のエロは若さからは生まれない。
やっぱりエロって、奥深いんですね~。
ちぶ~的ロマン度5
ポランスキー監督もこういう体験をしたことがあるのでしょうか?妙にリアルなところもあった気がするんですよね~。
本日紹介した映画は...
毛皮のヴィーナス (2013)
LA VENUS A LA FOURRURE/VENUS IN FUR
- 監督 ロマン・ポランスキー
- あらすじは...
- 高慢で自信に満ちあふれている演出家トマ(マチュー・アマルリック)は、あるオーディションで無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)と出会う。品位を全く感じさせない彼女の言動や容姿に辟易(へきえき)するトマだったが、その印象とは裏腹に役を深く理解した上にセリフも全て頭にたたき込んでいることに感嘆する。ワンダを低く見ていたものの、オーディションを続けるうちに彼女の魅力に溺れていくトマ。やがて、その関係は逆転。トマはワンダに支配されていくことに、これまで感じたことのない異様な陶酔を覚えてしまう。
(Yahoo!映画より引用)