ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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「嗤う分身」

「嗤う分身」

『もう一人の自分が教えてくれること。』

 

 

 

ドッペルゲンガー映画は好き。

 

自分ではない、もう一人の自分が現れるという恐怖。

 

ただでさえ、自分のことが好きではないのにもう一人の自分が目の前に現れたら...

 

私は、きっとギョッとして逃げ出すでしょう(笑)

 

 

 

 

最初から最後までリアリティとは無縁の世界。

 

無機質で不気味な雰囲気に引き込まれる。

 

なぜか日本の昭和歌謡が流れるが、この世界ではなんだか自然だった。

 

よくあるドッペルゲンガー映画だが、主演のジェシー・アイゼンバーグの悲壮感とミア・ワシコウスカの悪気のない悪女っぷりが最高だった。

 

 

 

自分と真逆の自分。

 

ありえない、憎たらしいと思いながらも羨ましいと思っている自分が混在する。

 

自分にないものを持っている自分に嫉妬してしまうのは、やはり人間のないものねだり精神からくる愚かさだろう。

 

私はこの自分と自分との戦いは、毎日人間の心の中で起きていると思う。

 

だから、ドッペルゲンガー映画は怖い。

 

その戦いの先にあるものが何かを知っているから。

 

 

 

この悪夢は、私には死ぬまで起きないことを祈るばかりです。

 

 

 

ちぶ~的ドッペルゲンガー度5

同じ俳優とは思えないくらいに、見事に別人として演じていたアイゼンバーグ。そして、ホラー系の映画がとっても似合うと気づきました。




本日紹介した映画は...

嗤う分身 (2013)

THE DOUBLE

監督 リチャード・アイオアディ

「嗤う分身」
あらすじは...
要領が悪く存在感の薄いサイモン・ジェームズ(ジェシー・アイゼンバーグ)は周囲からまともに相手にされず、向かいの部屋に住む職場の同僚ハナ(ミア・ワシコウスカ)を望遠鏡でのぞくパッとしない毎日を送っていた。そんなある日、彼と生き写しのような新人ジェームズ・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)が入社してくるが、職場では誰もジェームズの存在に驚かない。容姿は同じでも性格は全然違うジェームズの登場により、サイモンは追い詰められていき……。
(Yahoo!映画より引用)