『"見えない"って怖い。』
思わせぶりな冒頭が好きだ。
きっと世の中にはこんな事件が溢れている。
意味が分からないままターゲットにされ、襲われる恐怖。
相手も、動機も全く理解不能。
それは、同じ人間の業とは思えないくらいの恐怖。
だからなのか、どこかSF映画のような香りがした。
普通の幸せな日常から一変する不幸な末路。
妙なリアルティが、作品を不気味にする。
もし、自分だったら?と思うとやっぱり怖い。
ハッキリ言って、逃げ惑うシーンが淡々と続いてしまうので、物足りなさはある。
でも、これを見て学習しなければならない。
悪魔は、すぐそばにいるということ。
毎日の平凡な日々は、当り前にやってくるわけじゃないということ。
世の中は、意外と冷たく不条理なんだということを忘れてはなりませんね。
ちぶ~的正体度5
THEM ゼム (2006)
ILS/THEM
- 監督 ダヴィド・モロー ザヴィエ・パリュ
あらすじは...- ルーマニアのフランス人学校に務めるクレモンティーヌ(オリヴィア・ボナミー)は、夫で作家のリュカ(ミヒャエル・コーエン)と静かな森の中の一軒家で幸せに暮らしていた。ある晩、屋敷に近づいてきた何者かに脅かされ、リュカは脚を傷つけられてしまう。恐怖を感じた2人は逃げようとするが、姿を見せない彼らに執拗(しつよう)に追い詰められていく。
(Yahoo!映画より引用)