ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

「婚約者の友人」

婚約者の友人

『戦争が生んだ痛すぎる愛。』

 

 

 

全編モノクロ。

 

レトロで繊細な雰囲気が物語を綴っていく。

 

婚約者の友人の秘密。

 

そして、それが婚約者の秘密へと伝染していく。

 

なんと、悲しいことか...

 

戦争で失った愛の代償は残酷で切なかった。

 

 

 

 

愛故に嘘をつく。

 

愛する人を守りたくて...

 

その嘘がどんどん愛を苦しめていくのだ。

 

とにかく役者がとても良い。

 

婚約者を失い、その家族と一緒に同居している婚約者アンナ(パウラ・ベーア)の静かで深い愛情を感じる瞳にうっとりした。

 

婚約者の友人アドリアンを演じたピエール・ニネの不安定な心情を上手く演じていて圧倒される。

 

 

 

見終わってからも、もし自分だったらどうするだろうか?

 

と、考えてしまう。

 

この悲しさに、この苦しみに、私だったら耐えられるだろうかと。

 

あのラストに私は、女の弱さと強さを感じてグッときてしまったのでした。

 

 

 

 

ちぶ~的戦争の恐ろしさ度5

分かりやすい悲劇もあるけれど、こういう悲劇もある。やはり、戦争から生まれるものはロクでもない。


 

本日紹介した映画は...

婚約者の友人 (2016)FRANTZ

監督 フランソワ・オゾン

婚約者の友人
あらすじは...

1919年のドイツ。婚約者のフランツが戦死し悲しみに暮れるアンナ(パウラ・ベーア)は、フランツの墓に花を手向けて泣いているアドリアン(ピエール・ニネ)と出会う。フランツと戦前のパリで友情を育んだと語る彼に、アンナとフランツの両親は次第に心を開いていく。やがてアンナがアドリアン婚約者の友人以上の感情を抱いたとき、彼は自らの秘密を明かし……。

(Yahoo!映画より引用)