春に、遠野に行ってからずっと気になっていた河童映画!
やっと見ました(笑)
私、子供向けだろうと思って侮っていました。
遊びに行く前に、夕飯の準備をしながら見ていたんですが...
思いのほか泣いてしまい、大変でした。
コレ、絶対大人向けですよね!?
こういう河童の見つけ方が妙にリアル。
ありえなくない!と、思えるので好きです。
私も河童はまだどこかにいると信じたい。
いや、信じてます!
河童の過去と現代社会。
どちらの世界が生きやすいか。
どちらの方が残酷か。
かわいい河童を見ながら、ずっと考えてしまった。
そして、嫌な時代になったものだと改めて感じてしまうんですよねぇ。
人間ってやっぱり愚かだし、この展開は大げさではないと思うんです。
実際、河童がいたらこうなるだろうし。
あの下りは、ある意味ホラーでした。
他人事ではないんですよね。
犬のおっさんのセリフの数々が非常にずしんときた。
的を射まくってました。
最近のNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」でも似たようなことを言っていました。
「人間はヤラれてばっかりでは生きていけない」
誰かが、手を差し伸べなければそのスパイラルからは抜け出せないんですよね。
それって人間だからこそのしがらみかも。
この作品は、そんなどうしようもならない人間の怖さもきっちりと描いていました。
結構シビアなのに、逃げずに描いたのはきっときれいごとでまとめたくなかったからなんだと思います。
子供向けと決めつけず、まだ見てない人にはぜひ見てほしい作品でした。
河童に教えてもらう、現代社会と人間という生き物...
最後は、きっと遠野に行って河童に会いたくな~~る(笑)
ちぶ~的遠野度5
行った場所がそのまんま出てくると嬉しい!河童よりも座敷わらしがナイスキャラすぎて萌えました(笑)