部屋という空間は自分の世界。
私の場合、結婚して自分の部屋というより自分のスペースだけど。
そこにいるだけで、自分と向き合うことができる。
広くないからこそ意味がある空間になるのだ。
「ルーム」も限られた場所だったからこそ、自分たちにとっては大きい世界だったんだと思う。
部屋に母と息子。
二人にとって、世界はそこにあった。
この親子愛は...
子であり親になった女性にしかわからない部分があるかもしれない。
完全に理解することはできないけれど、でも...
想像してみた。
自分だったら。
自分に子供がいたら。
と...
何を書いてもネタばれになってしまうかもしれないので、読みたくない人は読まないでくださいね。
(なるべくネタバレしないようには書いてますが)
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日本でもこういう事件がたまにある。
いつも衝撃を受け恐怖を感じる。
もし、自分だったらと思うと胸が苦しくなる。
不幸はなぜ自分にやってきたのか。
理由のない災難に人生を奪われる恐怖。
その中で生まれた希望という名のわが子。
この視点からまさかこんな親子愛を見せられるとは思ってもいなかった。
中と外。
今の世界と前の世界。
自分にとっては地獄でも、わが子にとってはそれが普通。
知らないという幸せと恐怖。
言うまでもなく傑作。
本当はパニック映画なんだ。
そのドアを開ける。
その向こうにある世界を信じて。
前に進もう。
今の世界は本当はちっぽけなんだから。
この記事を読んでいる今も狭い世界でもがき苦しんでいる人がいる。
そんな人ほどこの映画は見るべきだ。
今の幸せを忘れないためにも。
ちぶ~的ルーム度5
よくもあそこまでのルームを作り上げたものだ。小道具も何もかもが世界を物語っている。本当に素晴らし!