昔、私はやや引きこもりだった。
学校はぼちぼち。
外に出るのは社会人になっても億劫だった。
何もかもが面倒であり、そんなときに出会ったのが”映画”。
それまで、本当の情熱を感じたのは唯一映画だけだった。
今でも思う。
もし、映画というものがなかったら....
今の自分はきっとない。
私も、もらとりあむタマ子みたいに何かを求めて放浪していたのだろう。
あっちゃんの使い方が神がかり。
父親にキレるところなんか、昔の自分を見てるみたい。
これぞ、引きこもりニート。
自分ではわかっているのだ。
何か行動をしなければ、何も変わらないということを。
それなのに、親はわざわざ口に出す。
それがまたやる気を失わせるのだ。
親のせいにして逃げる口実を作ってしまう。
物語は、ゆるゆるでそういった心情を言葉にはしない。
だけど、ひしひしと伝わってくる。
そうそうっていつの間にかうなずいている自分。
父親と娘。
子離れと親離れ。
自立と孤独。
現実というものを、必ず見なければならない時がくる。
人生から逃げることは不可能。
脱力感満載だけど、私は急にホロリときてしまった瞬間があった。
それは、元もらとりあむちぶ子として、タマ子を応援したくなったからでしょう。
ちぶ~的もらとりあむ度5
「だから日本はダメなんだよ」というセリフがたまらなく好きだった!ニートで引きこもりだからこその言葉なのである。