小学生の時。
「ちびまる子ちゃん」は大ブームであり、そのブームはもはや定番になっていた。
靴袋も私はまるちゃんのを買ってもらって、それを持って学校に行くのが楽しみだった記憶がある。
まる子の喋り方を真似したり、独特なまる子の目を真似して書いたり。
この映画がシネマパレで上映されると知ったとき、狂喜した。
ちょうど、去年「デビュー30周年記念 さくらももこの世界展」 にも行っていたのでワクワクしながら見に行ったのである。
「ちびまる子ちゃん」という作品は、子供向けのようで実は大人が見るべきアニメだと思っている。
昭和のノスタルジーを感じさせ、今はない温かさがある。
いつも笑わせてくれるのに、時に胸がいっぱいになって涙が自然にこぼれる。
単調なイラストからは想像できないパワーがある作品だ。
作者であるさくらももこは、相当な天才である。
あのユーモアが私を虜にさせる。
それなのに、私はこの劇場2作品目の作品を知らなかった。
今もDVD化はされていないらしい。
当時、劇場で見た記憶もない。
1作目は見ていたのだが.....
見始めた瞬間、ぶったまげた。
この映画をカルトと呼ぶ意味がすぐ分かったからだ。
なんじゃこりゃ!?な衝撃の連続。
私は、一体どこに迷い込んだのか!
これがちびまる子ちゃんなのか!?と。
嬉しい大誤算!
音楽が心を躍らせる。
アニメであるのに、スクリーンからはみ出るエネルギー!
踊る、踊る、ポンポコリン!!
と、意味不明なことを言いたくなるくらいの楽しさ!
見終わっても音楽が、映像が、私のキャンパスから消えないのだ。
しかもそれだけではない。
やっぱり泣かされるのだ。
シビアな大人の恋愛。
子ども心の切なさ。
く~~~っ。
たまらんなぁ!
こりゃ、劇場で見れてマジで感謝。
みんなが見れるように、DVD化を絶対してください!!
誰か!!!
ちぶ~的ちびまるまる度5