昔、ピアノを習っていた。
クラシックのコンサートにもよく行っていた。
ジャズは分からないけど、通じるものがあるだろうと軽い気持ちで見てしまった…
ドMではない私にとって、このドS教師フレッチャーの激責めシーンは息が詰まるほど不快だった。
最初から最後まで豪速球のSM映画。
途中、ポカ~ンとなることもあった。
これくらいの衝撃を与える映画も珍しい。
今まで数々の鬼畜映画を観てきたが、これは精神的にかなり堪えた。
きっと私はこういうやり方が個人的に大嫌いだからだろう。
才能は負けず嫌いの種から生まれる花だ。
だからと言ってフレッチャーは天才を生んだ救世主ではない。
この映画のすごいところは肯定も否定もできないところだ。
だが、音楽がつなぐソウルだけは誰もが否定できない。
あのラストは圧巻だ。
ラストを見るまでは大嫌いな映画だったがラストで思いっきりその気持ちをぶっ壊される。
大嫌いだけど素晴らしい傑作。
そんな言葉しか思い浮かばないのは私のケツが青いからだろうか。
とにかく、もう二度と見たくはないが魂を揺さぶる映画だったことは否定できない。
.....なんだかとっても悔しい感じです。
ちぶ~的ドS度5
ドMの人にはたまらない映画かもしれません。