いちいち人のどうでもいい会話に刺さってくる女っているんですよ。
あれ、なんなんでしょうね。
寂しいのか、嫉妬しているのか。
鬱陶しいので放っておいてほしいものです。
人のことより自分のことを気にすればいいのに。
「刺さった男」みたいな窮地に追い込まれれば、他人のことなんてどうでもよくなると思うけど。
「気狂いピエロの決闘」 のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品。
またしても変わった作品。
昨日に引き続き、これもメディアの恐怖。
金か。
名誉か。
命か。
それですらメディアの力かもしれないというブラックなコメディはスペインだからこその面白さかもしれない。
実際にこんなことってあると思う。
ありえない事件で一躍時の人と化す。
急に有名人になるっていう奇妙さをブラックコメディとして描いている。
まるでシンデレラ。
昨日と今日では別人。
しかも、それが不幸な事件となると人はもっとその顛末を観たくなる。
頭に刺さったのは本当に鉄筋だけなんだろうか。
あらゆるものが突き刺さってくる現実。
生死の堺にいるからこそ、欲張る。
それってリアルかもしれない。
妻を演じたエルマ・ハエックの共感度がかなり女としては高い。
見ていて納得しかできない。
そして、爽快である。
妻、強し。
愛には欲は要らないということを一番知っているのは女の方かもしれない。
男の自尊心ってやつの厄介さを知る。
これは、だれが見ても刺さるものがある風刺かもしんない。
少なくとも、家庭を持った男性はこれを見ると今の自分について考えたくなるかもしれませんよ。
ちぶ~的イタイタ度5
頭も痛そうだし、男も痛い。人間って無様だ。それでも生きないといけないんだからもっと無様なんである。