今日は残業しないと決めていた日に、大量の仕事を任せられる。
もう、無理だって。
と、発狂したくなるくらいに仕事が終わらない。
結局、予定をあきらめて残業しましたけども。
私は、どこまで頑張ればいいんだよ。
と、ぶつけようのない怒りに悶々とする。
まぁ、お酒にぶつけるしかないんですけども。
毎週、土曜日は二日酔い気味で参る...
「ザ・シャウト/さまよえる幻響」のシャウトぶりを見習いたい。
「エッセンシャル・キリング」 のイエジー・スコリモフスキ監督作品。
やっぱり変わっている。
ポーランド人の作品って変なの多め。
だから見ている率高め。
クリケット大会で変なおっさんに話しかけられた青年。
明らかに胡散臭いおっさんの昔話を聞く。
なんだこれ。
よくわからん。
と、「エッセンシャル・キリング」 を見た時と同じような感覚。
だけど、自分でいろいろ考察して味付けしたくなる高級料理の材料と言えるかもしれない。
「オレの叫び声で人を殺せるんだぜ」
と、言われたときの衝撃がハンパない。
完全にイっちゃってるであろうおっさん。
私なら、シカトレベル。
だけど、お話好きの青年はうっかり聞いちゃう。
で。
ここからのおっさんの武勇伝が地味すぎて参った...
オカルトの視点で見ても違うように思う。
人間ドラマと言ってしまうと嘘くさいし。
本当に不思議で独特なのだ。
"音"に追われる。
"叫び"に殺される。
耳から体に入り込んだ邪悪な魂。
呪いと呼ぶには曖昧。
超能力と呼べるほど悪意がない気もする。
そして、起きることが明らかに小さい。
多分、映される映像にそのままの答えがないのだろう。
副題にもあるようにさまよえる幻響は、目に見えない不穏を指すのかもしれない。
男女の関係には絶対がない。
いつ、何が起きてもおかしくはない非常に不確かで掴めないものだ。
何か一つ、そこに不信が混じれば一気に崩壊へ向かう。
奪われた心は、取り返すことができない。
何もなかったことにはできないのだ。
なめていたおっさんの叫び。
びっくりして座椅子に頭を打った。
でも、すべてはおっさんのせいではない。(鬱陶しいし、きたねぇけど)
誰もが持っている死の狂気のことなのかもしれない。
ラストまで見ても難解。
この不気味で得体の知れないもの...
なんだかんだで、これは傑作なのではないかと思います。
ちぶ~的シャウト度5
この技が自分にあるのならば本社に言って使ってやりたい。最近の余裕のなさに、おっさんの叫び術が猛烈に欲しくなるのであった。