日頃のうっぷんを晴らすかのように週末は好きなことをしまくる。
そのためには全力疾走、寝不足、飲みすぎ...
だからだろうか。
月曜日の疲労が尋常じゃない。
この激しさは相当である。
「新幹線大爆破」の大爆破よりもだ。
どんなに多忙であっても週末名画座シネマパレ で上映している作品は基本的に自分が見たいものなので観に行ってしまう。
しかも高倉健。
去年、上映予定だったが健さんが亡くなってしまい一度流れてしまった。
それだけに公開できることになって喜びもひとしお。
やはり見ないわけで二はいかない。
もしやパクられたのか。
あちらはこちらのいいとこどり。
いや、でも私はちょっと長いとは思うけれど時代を感じさせるハラハラドキドキにヤラれました。
計画は慎重に。
動機は大雑把に。
人は不幸のどん底に落ちると自暴自棄になる。
仲間がいるとなおさら。
その頭脳で普通に生きようとは思わなかったのか。
むしろ苦労をし、リスクを背負う道を選んだ男たちの最期。
彼らが本当に大爆破したかったのは新幹線ではなく社会だったのだろう。
高倉健という大スター。
それだけで映画が画になる。
セリフを言うだけで重みがある。
どの役をやっていても絶対に人情を捨てないところが私は好きである。
ストーリーとか展開とかそんなことはどうでもよくて彼が映画で生きているというだけで満足してしまった。
もちろんそれだけではない。
時代が魅せるアクション。
十円玉を公衆電話に突っ込みまくる。
トランシーバーは顔よりデカイ。
山道をトレーニングする柔道部員たち。
そんな、バカなと思いつつもあの時代だからこそ成立したスリルにぐっときた。
携帯もない。
インターネットもない。
アナログで乗り越える事件。
黒電話片手に戦う姿。
今はない、今じゃできない映画。
そして、今と変わらない人間模様。
いつだって恐怖を生み出すのは人間である。
どれが善でどれが悪か。
ラストの宇津井健が物語っている。
正義に見える正義ですら正義じゃない。
ラストの高倉健のカッコよさに酔いながら映画を観終わった後はついつい映画の話で白熱してしまいましたとさ。
ちぶ～的大爆破！？度5
もう綱引きに千葉ちゃんの活躍に予想外の火事と大爆破に...もう誰かに話したくてしょうがなくなる面白さ！いや～この時代のアクションってすてき。
