ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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明日、死ぬかもよ?「ジェイコブス・ラダー」

ジェイコブス・ラダー




明日、死ぬかもしんない。

 

そう、思って好きなことをする。

 

だって怖いのだ。

 

まだあれも買ってない。

 

あれも食べていない。

 

それも見ていない。

 

と、後悔するに決まっているから。

 

死はいつかやってくる。

 

いつか分からないから思いっきりやってやるんだ。

 

と、言い訳をしながら浪費ばかりしてしまうのは罪か...



ジェイコブス・ラダー」もまさに死を覚悟したときの話。



戦争映画チックだと敬遠。

 

だけど、これはパッケージからしてホラー系だったからという単純な理由でレンタル。

 

むむっ。

 

ムムムっと唸る出来。

 

ベトナム戦争から帰還した男。

 

トラウマが襲う。

 

悪夢だったあの日、何かが起きた....

 

これは、戦争映画ではない。

 

人間の生きるという染みついた本能の話である。



まさかのスリラーでティム・ロビンス萌え。

 

今更感満載ですみません。

 

長身でちょいだらしない感じ。

 

そのくたびれた感じがセクシーに見える。

 

そうでしょう。

 

そんな男にはいつでも女がいるものです。

 

分からなくなるでしょう。

 

女を軸にして男は生きているところがあるから。

 

罪な男だぜ。

 

ま、納得だけど。

 

 

 

幻覚なのか現実なのか。

 

行き来する中で自分を見失っていく。

 

あの時、あの場所で。

 

戦争が引き起こした悲劇。

 

思い出そうとすればするほど遠のいていく。

 

進んでいると思ったら戻っていた。

 

得体の知らない何かに追いかけられる恐怖。

 

トラウマがすべてを分からなくする。

 

生き続けるということ。

 

それは誰にでも与えられた権利ではない。

 

実は危うく、不明確なもの。

 

だからこそ人間は執着する。

 

"戦争"が中心ではなく"人間"が中心。

 

どんな時も人間は生きている。

 

そうか。

 

そうだったのかと、ハッとさせられる。

 

心臓を掴まれた。

 

痛い。

 

自分の弱さにゲンコツを食らった。

 

はい、明日も頑張ります。

 

そう言わざるおえなかったのである。






ちぶ~的マコーレー度5

なんか出てくるたびに悲しい...色々考えちゃって~~。あのかわいさがさらに...ねぇ。