どうもルールってやつが苦手。
とにかく自分流にしないとなんでも頭に入らない。
こうしないといけない。
こうでなければならない。
そんなもんが鬱陶しくて仕方がない。
服装も仕事も恋愛も自分を失ってしまうなら楽しくないじゃないか。
でも、いつも型破りな生き方はできないので一応抑えてる。
そのストレスはもちろん映画にブログにぶつけているのです。
「座頭市牢破り」 な映画は特にいいですね。
スカっとすっから。
勝新プロダクション第一作目。
噂通りのカルト臭がプンプン。
勢いが止まらない。
首も血も遠慮なしに飛びます。
エンタメ満載。
こりゃ、たまらん。
うっひょ~。
と、言いたくなるくらいリズミカルな展開。
特に、三味線のシーンは神。
音楽と金と正義が飛び交う。
三味線の音が弾けて、迫ってくる。
いっつぁんの才能は楽器にも及ぶのだ。
センスってのは何事も通じてるものなのだろうか。
勝新の父親は三味線の師匠だったらしいので、本人の演奏だと思われる。
北野武の「座頭市」の音楽性は、少なからずここからも引用されているのだろう。
そう考えるとリメイクが腑に落ちる。
改めてオリジナルと北野武のリメイクの偉大さを痛感した。
正義という名の元に、市は人を斬る。
偽善など通用しない世の中だから。
赦しを請うたところで、その罪は簡単に消えやしない。
雨にぬれる涙と血。
すべてが流れればいいのに。
だけど、それは消えることがない...
また、市は旅に出ないといけないのだ。
あの哀愁にまたしてもヤラれてしまった。
ちぶ~的極悪度5
普通に堂々と悪い奴の方が潔い。だけど、本当の悪党ってのは善人面しているんだよなぁ。それが人間の怖いとこ。