ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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ニュースタイル・パラサイト「ニューシネマ・パラダイス」

え。

 

まじか。

 

その寄生の仕方は新しかった。

 

そんなことに遭遇するなんて誰も思いもよらないだろう。

 

世の中には想像を絶する輩がいる。

 

そういう奴はどこまでも人に寄生して他人を殺していくのだ。

 

怖ろしき弱肉強食の世界。

 

自分のことではないのに、話を聞いただけでげっそり。

 

この喪失感、どうしたらいいんでしょう。



「ニューシネマ・パラダイス」もそうだったわけで....
 

「ニューシネマ・パラダイス」


あらすじは....
映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレードフィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。



 
※ご注意※
本当は記事にするのが怖いのですが書いてスッキリしたいのです。もしかしたら、今回の記事は気分を害される方がいるかもしれません。でも、これはただの私の主観的感想ですのでさらっと受け流していただければ幸いです。作品を否定しているわけではありませんのであしからず。




これぞ、名作。

 

これぞ傑作の代表的映画。

 

yahoo!映画の評価なんて4.49点とほぼ満点。

 

映画を好きになってからやや10年。

 

やっと見ました。

 

それだけでよしとしたい。

 

確かに感動するのでしょう。

 

確かに傑作なのでしょう。

 

だけど、どうしてもそこは譲れなかった.....

 

名作嫌い、まだまだ完治しそうにありません....

 



そもそもこのジュゼッペ・トルナトーレ監督と合わないのかもしれない。
 
最初に見た「鑑定士と顔のない依頼人を見たときと同じ気持ちに陥った。
この人の皮肉は、とても悲しい。
 
シャレた皮肉のつもりかもしれないがまったく美しくない美徳を押し付けられる感じ。
 
やっぱり、これも私にとってはとっても苦かった。
 
 
 
淡々とした長いストーリー。

 

やたらチャリのシーンが印象に残る。

 

漕ぐのならもっとちゃんと漕げよとは思う。

 

だが、意外にもそういうところに違和感は感じなかった。

 

イタリア映画らしいと済ませられた。

 

どうしてもどうしても納得いかなかったことがある。

 

それは、ノスタルジーの否定。(と、捉えてしまうような描写)

 

喧嘩した時の嫁の定番文句「私、実家に帰るわ」って実はとても愛おしい言葉だ。

 

親への愛情だけでなく地元に対する愛情があるからこそ出る言葉だと思う。

 

自分も県外で働き地元に帰ってきて思うことは、故郷は変わらず自分の原点であり続けるということ。

 

それを否定することは過去を自分をも否定し、未来さえ見失うことになるのではないかと思う。

 

だって、ノスタルジーを失うなんて寂しすぎるではないか。

 

だから、私はこの映画のどこで感動すればいいのだろうと考えてしまった。

 

一粒も涙が出ない。

 

気配すらなかった。

 

もし涙を流すとしても感動というキラキラした美しい涙ではなく、悲しくて悔しくてしょっぱい涙になるだろう。

 

私にとってはこの映画は、深いい話ではなく、残酷で愚かな自分の罪を噛みしめる話にしか見えなかった。

 

アルフレードは善人ではない。

 

もちろんペペも。

 

この映画に善人はいない。

 

人間臭く過ちを犯した罪人ばかりだ。

 

あまりにもきれいにまとめすぎたラスト。

 

でも。

 

もしかしたら最初から捉える人によって変わる、この苦い"感動"をわざと用意したともいえるのかもしれない。




今もなお愛され続ける名作。
 
合う合わないはあれど、人の心を惹きつけるパワーがあるのは間違いない。
 
過去と友情。
 
どこに行っても変わらないものもある。
 
ほろ苦く切ない現実と温かく美化されていく過去。
 
その狭間で彼は何を思うのか。
 
と、ドライに客観的に見すぎてしまった....
 
うぬ。
 
私の不徳の致すところなんじゃな。
 
と、仙人みたいにえらそうに見ちゃってごめんなさい。




 

 

ちぶ~的映画好き度1

映画好きが好きな映画NO,1なはずなのに...そもそも劇中に出てくる映画を、全く知らない。一つ知ってる映画が出てきたけど全く好きじゃないものだった。この監督と映画の趣味が似ている人はもっとハマれるのだろうと思う。