ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

TSUBAKIちぶ~で「椿三十郎」

パーマをかけたのに、もうすでに落ちかけ。


私の猫っ毛にパーマは勝てないようだ。


ツバキのシャンプーのCMみたいな髪をいっそのこと目指そうか。


あ、でも伸ばすのは暑いから絶対無理だな。


あのきらめきには到底届きませんからね。



椿三十郎」も今も色あせない輝きを放つ日本が誇れる傑作のひとつ。

あらすじは....
凄腕の浪人が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇。三船扮する三十郎は前作の「用心棒」から通ずるキャラクターながらこちらのほうがより人間味が増し、ユーモアと知略が強調されている。薄暗い社殿で密議をこらしていた9人の若侍。上役を告発するも逆に窮地に陥っていた。それを図らずも聞いていた浪人は、権謀に疎い彼らに同情し一肌脱ぐことに……。仲代達矢扮する敵方の用心棒との壮絶な一騎打ちのシーンは圧巻。




「羅生門」 を見て、やはり黒澤作品は見なければと奮起した。

名作嫌いの私は見るまでに相当な時間を要してしまったが、もっと早く見ればよかったとまたしても大後悔。

なんすか。

これは。

ユーモアとカッコよさに圧倒されてクラリ。

日本映画はこんなにも面白いのか。

ふらりとやってきたある浪人と出会った若侍たち。

義理と人情は、正義になる男の絆。

ラストの一騎打ちは圧巻すぎて鼻血がブッシャー。



まさかこの映画で笑えるところがあるとは思っていなかった。

どのキャラも人間くさい。

掛け合いでクスっとできる。

誰が誰だか白黒だから余計分からなくなるけどそれでも楽しい。

特に入江たか子演じた睦田夫人が好きすぎる。

まゆげがなくて歯が黒いから怖いのかと思いきや癒し系。

世間知らずに見えて実は言うことは的確。

真のいい男、いい人間というのを分かっている。

あの喋り方を真似したら少しはモテるかしらと思案中。


いう間でもなく三船敏郎演じた椿三十郎は完璧だ。

何から何までミフネ色。

圧倒的な存在感。

立ち去り方まで完璧。

時代劇のハードボイルド。

誰にも超えられない完全なる侍。

リメイク版の「椿三十郎」で若干満足していた自分を斬り捨てたい。



能ある鷹は爪を隠す。

本当に強い人間は強いと言わない。

刀を抜かない侍こそが本当の強さを知っている。

たとえ国のため、正義のためでも殺生は称えられるべきではない。

そんな男の切ない哀愁とプライドが後ろ姿に映る。

「あばよビックリマーク」と今でも言っている柳沢慎吾の気持ちがよく分かる。

男はまた先を行く。

時代に逆らい、世間にとどまらずに。

それでもずっとみんなの心にいる男。

それが椿三十郎なのです。










ちぶ~的カリスマ度5馬馬馬馬馬

素性が分からないミステリアスダンディズム。人情を決して粗末にしない侍精神。人に信頼させるパワーを持っている。



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

blogramで人気ブログを分析


人気ブログランキングへ