店舗には置いていない映画がある。
宅配レンタルにある映画がある。
そんな映画を探しまくる私。
本屋に行けば、カルト映画本や怪獣映画本、モンスター映画本を読み漁る。
気になった作品はタイトルをメモる。
傍から見たら異常者。
すべて見ないと気が済まない。
普通ではもう満足できない。
誰もつくらないような映画が見たい。
少人数にしか愛されない映画を愛したい。
そんな映画を知っている方は私までご連絡ください。
ちなみに、今回の大収穫はトマトに殺される映画が宅配レンタルで借りれそうなことです。
乞うご期待。
「博士の異常な愛情」 の博士みたいに殺戮者にならないように気を付けながらホラー愛好者でいようと思います。
解説.....
巨匠キューブリックが近未来を舞台に、核による世界破滅を描いたブラック・コメディ。アメリカ軍基地の司令官が、ソ連の核基地の爆撃指令を発した。司令官の狂気を知った副官は、司令官を止めようとするが逆に監禁されてしまう。大統領は、ソ連と連絡を取って事態の収拾を図る。しかし、迎撃機によって無線を破壊された1機が、ついに目標に到達してしまう……。
高度なブラックコメディ。
白か黒か。
笑いかシリアスか。
核爆弾ネタは日本人から見たらシャレにならん。
戦争も人間さえもあざ笑うかのようなシュールな世界。
世界がぶっとぶ時でさえ、人間は人間をやめられない。
軽率で愚かな人間。
世界絶滅を前にしても人間ができることなんて皆無。
慌てたり的外れなことしかできない。
無力。
すでに手遅れ。
この映画は人間が助かる価値もないと言っているような。
戦争を起こすのも人間。
原因も人間。
それなのに、助かろうとする愚か者たち。
「博士の異常な愛情」は、見る前は違和感があったけど見たらその真意が少しだけどわかったような気がする。
博士の思想こそが我々の偏った心。
セリフも演出もすべてが皮肉。
そして、絶滅するときに慈悲など存在しない。
痛烈で過激。
ハッキリ言ってこの映画の本当の意味は分からない。
哲学的映画すぎて私の脳はついていけない。
キューブリックの不親切というよりぶん投げが好きではない。
あとかっこいいと思われたい感じの音楽の使い方もイヤ。
巨匠だからこれでいいというスタンスがさらに気にくわない。
それでも、戦争がいまだ存在するこの世界だからこそ必要な映画だったとは思う。
ちぶ~的熱演度5
ピーター・セラーズの一人三役は内容がわからなくても見ごたえがある!むしろ三人やっていたのに別人に見えるすごさ!