『暴かれない秘密、罪と罰。』
ダム建設でなくなる予定の川で川下りを楽しむ4人のおっさん。
川下りシーンが本物らしく、迫力がある。
途中までレジャーをこっちまで楽しんでる気分にさせてくれる。
そこから一転して、死のゲームが始まる!
これ、ホラーだよ。
おっさんがおっさんを襲うシーンは吐き気がしました…
これ、ある意味アメリカの差別社会や格差社会を表現していると思う。
アメリカ特有の影というか闇を映し出している。
ダークサイドから伸びた手に捕まってしまった能天気な男たちは、さっきまでは平和に生きていたのに…
そして、このことをきっかけに人生が変わってしまう恐怖。
逃げても逃げても出口がない。
あのラストには絶望しか見えない。
知らなくてもいい本当の自分に出会ってしまった時、人はどうなってしまうんだろう。
下手なホラーを見るよりもずっとゾッとしてしまいましたよ。
ちぶ〜的脱出度3
なぜタイトルが脱出なのかが意味不明。だって脱出できる日は来ないからね…
本日紹介した映画は…
脱出 (1972)
DELIVERANCE
- 監督 ジョン・ブアマン
- 解説…
- ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。