『普通の日々がもたらす幸せ。』
NETFLEXで公開され、3冠のアカデミー賞も受賞した作品。
全編モノクロ。
1970年代のメキシコを舞台に描いた人間ドラマ。
特別なことは何も起こらない。
それなのに、見終わった後になぜか幸せになれる。
なんだか、昔の日本映画の香りがした。
135分という長さなのに、この私が最後まで見れたってすごすぎる!
若い家政婦を中心に、普通の毎日が描かれているだけなのに...
なぜだろう。
気づかない間に引き込まれていく。
一日一日を一生懸命に生きる。
地味な生活で、報われないことの方が多いけれど周囲の人間には誠実に尽くす。
弱いように見えるが、本当は誰よりも強く生きていた女性なのではないか。
悲しみも苦しみも受け入れ、自分を認めることからまた始まる一日。
モノクロ映画なのに、ラストは色づいているように見えてくる景色に感動した。
だからこそ、最初から劇場公開作品にしてほしかったと思う。
アカデミー賞を獲得したから、今は劇場公開しているようだが...
映画はやはり劇場で公開してくれないと、"映画"とは言えないんじゃないかと個人的には思う。
まぁ、これからこういう立ち位置の映画がどうなっていくのか分かりませんけどね~。
ちぶ~的モノクロ映画度5
モノクロな映像が引き寄せる世界観が美しかった!静かな展開も意外とよかったです。
本日紹介した映画は...
ROMA/ローマ (2018)
ROMA
- 監督 アルフォンソ・キュアロン
解説... - 『ゼロ・グラビティ』で第86回アカデミー賞監督賞に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督が、1970年代のメキシコを舞台に描く人間ドラマ。キュアロン監督の子供時代の思い出を投影した物語が、若い家政婦を中心に展開する。ヤリッツァ・アパリシオが家政婦を演じ、ドラマシリーズなどに出演してきたマリーナ・デ・タビラらが共演。