『静止画が動いているように感じる力強さ!!』
全編モノクロ。
全編スチール・カット。
静止画とナレーションで、ある男のタイムトラベルを見る。
音楽もない。
SF映画だけど、戦争の重みを感る。
生々しいのだ。
静かな映像の中で、見ているこちらまで一緒にタイムトラベルをしているよう。
たった29分の旅。
私は映画を見ているのか、どこが別の世界に行っているのか分からなくなった。
それくらい不思議な時間が流れる。
正直、私の頭ではすべては理解することができないけれどそれでも見る価値がある作品だということはよくわかりました。
ちぶ~的タイムトラベル度5
こういうタイムトラベルの映画は初めて見たかも。なんと幻想的で美しいのか。本当にモノクロだったのだろうかというくらい美しかったです。
本日紹介した映画は...
ラ・ジュテ (1962)
LA JETEE
- 監督 クリス・マルケル
- 「ベトナムから遠く離れて」など、主に記録映画を活動の場としヌーヴェル・ヴァーグの中でも特異な位置を占める作家C・マルケルが全編スチール・カットで撮った中編SF映画の佳作。人類が絶滅した未来からその原因となった出来事を探るため過去にタイムトラベルした男は一人の女性と知り合う。何故か見覚えのあるその女性と行動を共にするうち、彼は幼いころ飛行場で彼女を見たことを思い出す。二人はやがて全ての出来事の根源となる飛行場へとたどり着くのだが……。
(Yahoo!映画より引用)