『女性にだって、黒人にだって、夢は平等だ』
1960年代のアメリカが舞台。
アメリカ初の有人宇宙飛行計画は、NASAの黒人女性スタッフの活躍があったということをこの映画で初めて知った。
人種差別、男女差別が当たり前のようにあった時代にこんなにも強く自分らしく生きていた女性たちがいたなんて。
現代社会なんて、この時代に比べたら全然マシなはずなのに...
それでも夢が持てず、自ら死を選んでしまう若者たちだっている。
自分ではどうしようもできない生まれながらに持った肌の色や性別。
トイレさえ行きにくい。
働くってこんなにつらいのか。
生きずらいにもほどがある。
っていうか怖い。
そして不公平だ!
と、この時代に生まれた黒人や女性は思っただろう。
一番恐ろしいのはまだそのなごりがあることだけど...
それでも、めげずに自分の仕事に誇りをもって懸命に頑張れたのは彼女たちには夢があったからだ。
これぞ、本物のプロフェッショナル。
そんなプロには誰だって勝つことはできない。
キルステン・ダンスト演じた上司とオクタヴィア・スペンサーのやり取りが一番印象的だった。
「私は偏見なんてない」と言う白人上司と「知ってる、あなたがそう思い込もうとしてるのは」という部下。
この時代の偏見、差別社会がよくわかるシーンだ。
社会に創られてしまった無意識の罪。
たとえ現代社会に生きていてもそんな毒には決して侵されないようにしなければなりませんね。
ちぶ~的爽快度5
こんなにも爽快とは!ファッションもカラフルでファッショナブル!パワーをあやかりたいですわ!!
本日紹介した映画は...
ドリーム (2016)
HIDDEN FIGURES
- 監督 セオドア・メルフィ
- あらすじは...
- 1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのキャサリン・G・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。
(Yahoo!映画より引用)