あまり、映画に続編を求めない方ですが。
この作品のシリーズ化は嬉しいです。
一作目の「特捜部Q 檻の中の女」 過去記事はこちら↓
静かで超まじめで笑いは全くないですが....
濃厚でじっくり見れるデンマークのサスペンス映画の続編「特捜部Q キジ殺し」。
超絶面白いとかじゃないんだけど、この二人の刑事コンビが好きなのです。
今回もデンマークらしい事件。
性描写がキツめ。
そして、また悲惨な運命に翻弄された女が一人...
これは、切ないっすよ。
若気の至りってこんなにも残酷なんですね。
高校生くらいの時によくあるやつですね。
皆の羨望の眼差しを受けている人気の男の子と付き合う。
それだけで自分のレベルが上がった気がして、今までの自分ではありえないことまでできるようになっちゃう。
本当は弱いのに、強くなれた気がして。
幼さが危険な恋をさせてしまうんですねぇ。
犯人は誰かということだけではなく、濃厚な人間ドラマだったと思います。
事件よりも、そのたった一つの事件によって人生が大きく狂ってしまうという恐怖。
もし、あの時こうしていたら....
という後悔が一生その人に付きまとう。
それは呪いよりも怖ろしい恐怖でしょう。
新しく秘書もやってきて、見やすくなってきたこのシリーズ。
なんだかまた続編が出そうな気がしてならないので期待して待ってようと思います。
ちぶ～的デカ度5
この二人の相性がすごくいいですねぇ。安心して見られる感じ。おっさんだからこその良さがあります。
