どんなに年をとっていても、どんなに色気がなくても。
女は女。
それって意外と面倒。
誰にも迷惑かけない程度だったらいいんですけども。
特におばちゃんの「女」を出してくる感じは、非常に面倒くさい。
トラブル多数ですよ。
この「誰でもない女」みたいに前面に「女」は出さないほうがいいと思いますね。
全く知らなかったドイツとノルウェーの歴史。
第二次世界大戦時に企てられたナチスの人口増加計画が引き起こした悲劇。
戦争の傷跡ってこんなに残酷なのかと改めて考えさせられた。
日本という国は今は平和だ。
だけど、戦争がまだあった時代はこの映画のように苦しんだ人たちもいただろう。
自分の家族と離れ離れになり、祖国を失ったり。
現代の日本人には考えられない生活だ。
生きていくために、この女は選択をした。
何が真実か。
全てが嘘で全てが真実なのかもしれない。
だから、余計にどうしようもなく悲しい。
当事者も家族も全員が苦しい。
あのラストに思うもの...
それは途方もない闇。
自分のこと、家族のこと、この日本という国のこと....
様々なことを考えさせられる作品でした。
ちぶ~的誰でもない度5
衝撃の事実!もし、自分だったらと考えると答えが出ない。そしてその周りの人たちの気持ちも考えるとキリがない。タイトルがまた実にいいですな。