現代の日本人には人情が欠けているとは思わないか。
そもそも他人に対する愛情が欠落しつつあるのだと思う。
みんな自分のことばっかり。
そういう私も人情が薄れているザ・現代人なのかもしれないとこの映画を見て思った。
この映画も、セリフが小難しくて本を読んでるみたい。
が、途中で気づく。
あれ、こりゃただの面白人情と劇だぞ!と。
言葉のパワーって偉大。
普段使わない言葉を繰り出して、とっつきにくい作品だと見せかける。
いやいや、これ笑える話だよ。
結構フラットですよ、みたいな。
ぬぼ~っとしてるおっさんが先生と呼ばれ。
子供にバカにされ、みんなによそ者扱いされる。
だからこそ見えるその村の実態。
異質に見れるが実は身近な出来事。
時にくすっとなり、時にぐすんとなり。
男がいれば、女がいて。
人間ってのは愚かでずるい生き物だから。
ど~しようもない奴らなんです。
見栄を張ったり、意地を張ったり。
それでも毎日生きていく。
それでも明日はやってくる。
うん、こういう映画は嫌いだと思っていた。
だけど、いいんじゃない?
そう思えるようになったのは、私が着実に年を取っているからかもしれない。
ちぶ~的おっさんの物語5
森繁!すげ~。どこからが演技なのかさっぱりわからん。超ナチュラル演技がまた笑わせてくれるんですよね。