100円をバカにしちゃいけない。
たった100円でもできることがいっぱい。
今の100均ってすごいんだから。
生活雑貨だけじゃなくてメイク用品や食料品まである。
要は値段じゃないってこと。
どう使うか。
何事もそれに尽きる。
女版ロッキー。
まさにそんな感じ。
だけど、ちょっと違う。
一子は最後まで女だった。
そう思ったのはあのラストである。
ラストを見た瞬間、これは男性が創った映画なんだろうと思った。
監督が女性だったらあんなラストにはならない。
だが、それが映画としては成功していると思った。
女って生き物は厄介だ。
女性らしさとか女としての生き方みたいなものを追加して生きていかなければならない。
特にこの一子の年齢はモロにそんな時期である。
結婚。
出産。
仕事。
すべてにおいて窮地に追い込まれる年齢だ。
女性としては一子に感情移入せざる負えない。
そして、一子みたいな女性は意外にもたくさんいるのではないかと思う。
結局、女は男がいなければ....
そんな不甲斐なさに嫌気が差しながらも女をやめることができない。
女は強い。
本当は男性よりも強いはずなんだ。
本気で変わろうと思ったら、本気で変われる。
それが女だ。
ネチネチして、図太くて。
だからこそ女は輝く。
かっこ悪くてもあきらめることを知らない。
それが一子に反映されているから心が熱くなる。
私も戦うことをやめない。
そう思わせてくれるから世の女性はこの映画が好きなのだ。
女も恋も試合も。
勝ち負けじゃない。
だけど勝ちたい。
そんな意地が女を美しくする。
理想的なラスト。
もし、女性が監督だったら現実的なラストだっただろう。
それはそれで見てみたかったと思うのは私だけでしょうか。
ちぶ~的安藤サクラ度5
この人の目はパワーがある。さえない女を演じさせたら一品!あの目つきと話し方...普段もああなんじゃないかって思うほどの演技力に圧倒されました。