会社の帰り道に通る道は墓がいっぱい並んでいるところがある。
近くに家らしき建物があるけれど、墓が周りにあるせいか妙に不気味。
多分空き家。
人気もなくて余計に気味が悪い。
いつも通るときにビクビクしている。
ただでさえ怖いのに、この前そこにおじいちゃんが突っ立っていた。
遠くを見つめてるようで静止中。
コワすぎたのでものすごい勢いで通り過ぎた。
あれは一体なんだったんだろう。
頼むから、止まるなら明るいところで止まっていただきたい。
「墓地裏の家」の家も怖いから近づきたくもない。
ルチオ・フルチ先生のゾンビらしき映画。
相変わらず思わせぶりでゆったりな作風。
グロを異様に見せつけるマニアック映像にうなずく。
これぞルチオ。
グリーンアイズに映る惨劇はやはり容赦はなかった。
いいですねぇ。
冒頭からのオカルトがすでにたまらない。
いつもそうだけど意外と難解なルチオワールド。
妙に壮大で重厚さを感じる展開。
殺人描写の一つ一つにこだわりを感じるマニアックなホラー愛。
きちんと最後まで見せようとするグロ。
ルチオさん、本当に律儀なんですね。
今回もゾンビ(らしい方)なわけですが。
人数多めでごまかしてないところがいいですね。
一人ぼっちのゾンビ?氏。
そりゃぁ、寂しくなって一人や二人に手を出したくなるのも分からないわけではないですけどね。
キムタクのスローバージョンで引き止めてきますけども。
そもそも見た目があんなんだから逃げられますよね。
「ちょ、待てよ」のセリフだってキムタクがイケてなければただのキモセリフですからね。
いやぁ、気の毒でならない。
引き止める姿が...
私はとても悲しい話かと思いましたよ。
あのラストの意味ってなんだろか。
単純に見ていたのに仕掛けがあったのだろか。
誰か教えてくださいな。
私は誰。
ここはどこ。
それって今の自分にも問いたい存在意義だったりするのです。
実にルチオ先生らしい退屈さがいいですね。スピードはいらねぇ、重みだよってことなんでしょうか。ま、よく考えると重くもなってないんですけどもね。