背後からゴーー!っと何かが崩れ落ちた。
感情の表面張力がその一言で一気に爆発。
流れ出したものはもう止まらない。
自業自得の極み。
怒りが燃え盛って燃え尽きた。
残ったのは自己嫌悪のみ。
何事も引き際が肝心。
それができなかったのは自分の未熟さゆえ。
分かってたのに。
始まりがあれば終わりがある。
それはごくごく自然のこと。
継続は力なりと言うけれど、継続が義務になってしまったら無意味。
立ちきれないものが多すぎた。
せめて、大怪獣のごとく暴れられたらここまでにはならなかっただろうか。
「大怪獣ガメラ」 のガメちゃんのようなかわいさが私にもあれば、もっと得することもあったのかもしれないけれど。
あらすじは....
北極海上で原爆を積んだ国籍不明機が米軍機によって撃墜され、氷山に墜落した。このため、積んでいた原爆は爆発、氷山に閉じ込められていたエスキモーの伝説の怪獣ガメラが蘇った。巨大な亀怪獣ガメラはその後姿を消し、入れ替わるかのように世界中で謎の空飛ぶ円盤が目撃される。大映初の怪獣映画。
どうしても見たかったけれど、観れなくてDVDで鑑賞。
平成のガメちゃん、「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」 とはまた違う味わい。
この手作り感、待ってました。
シリーズ唯一の白黒で勝負。
記念すべき大映初の怪獣映画。
大怪獣ガメラが目覚める。
「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」から見てしまった私。
巨大な亀怪獣なんだということに気付く。
最初の登場シーンから釘付け。
なんじゃこりゃ。
こんなにかわいくていいのか。
下から生えた牙と真ん丸お目目。
両手を一生懸命広げて暴れているのに、かわいくて仕方がない。
人より相当少ないであろう私の母性本能が疼いた。
うちの子をいじめないで。
凍らせたり、水を浴びせたりしないで。
寒がりなのよ。
ま、氷山に閉じ込められてたんだけども。
と、一人ツッコミをしながらノリノリで見てしまう。
甲羅をひっくり返すという卑怯な真似をする人間を許せない。
ま、飛べるから大丈夫なんですけども。
ヤバイ。
た、楽しい。
この勢いだとガメラのフィギアを買ってしまいそうだ。
好きな子にいじわるしたくなるガメちゃん。
東京タワーも容赦なくぶっ壊すけど、それも愛情表現の一部。
愛されないって寂しい。
気づいてもらえないのって悲しい。
だから、ちょっと暴れちゃう。
ガメちゃん、不器用なのら。
大人になればなるほど消えていく純粋な心。
利益を優先させるずる賢さ。
そんな大人たちにガメちゃんは怒っている。
あの炎で焼き尽くそうとしている。
そして、いつかまた人間の心に美しさが戻ることを願っているのだ。
ちぶ~的亀亀度5
特に山を登っているところが好き。完全に亀。立ち上がるときの感動も半端ない。でも、飛ぶときにあんなにくるくる回って目が回らないのかが心配。