事件は起きた。
休みの日は朝から映画三昧。
家でゆっくりDVD鑑賞。
いいところで、ピンポンと鳴る。
覗いてみたが誰もいない。
その20分後くらいにストーリーの佳境に入る。
と、またいいところで呼び鈴が鳴る。
..........ムカっ。
犯人の顔を見るまでは見張ってようとドアの前で待機。
が。
気付かれたと思ったのか、もうピンポンダッシュされなかった。
やるのなら、こんなアパートの住人を襲うんじゃなくて金持ちのマンションでやるがいい。
あたいを見くびるなよ。
次は、「探偵はBARにいる」みたいに絶対捕まえてやると誓った昼下がり。
あらすじは......
行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……。
ずっと気になっていたシリーズ。
やっと一作目を見た。
舞台は札幌。
びっくりするほどシンプルな探偵物語。
アクションありサスペンスありで、探偵にありがちな恋もあったり。
どこか古臭くて素朴。
北海道にしか出せない魅力がふんだん。
どうして秋田が舞台のこういう映画がつくられないのか悔しくなる。
正直、テンポはそんなによくない。
二人の掛け合いもまだ未完成な気がする。
伸びしろを感じさせる。
今は確か3作目の撮影中らしいから、どんどんよくなっていくのかもしれない。
アクションは、昔ながらな感じのアクションで作りこんでないのが好感度大。
語りがどこかくさくて、昔の映画を見ているような雰囲気。
探偵がBARにいるってのもシャレてていいじゃないか。
古風なアプローチ。
それは今の邦画では珍しい。
出来として考えるとそこそこだと思うけど、ヒットしたのは幅広い世代の人が見やすい作品にしているからかもしれない。
札幌には雪がある。
果てしなく続く美しい雪景色がある。
静かで平和に見える地でも事件は起きる。
溶けない雪がないように、謎はいつか解けるだろう。
だが、その代償は消えることのない悲しみを背負うときもある。
真っ白な雪が果てしない人間の行く末に見える。
BARで愚痴りながら飲むお酒と同じように、終わりがない。
ちぶ~的探偵度3
やっぱり探偵っていうのは女好きなイメージ。2,3ではラブシーンとかあるのかしら。ハードボイルドな感じが意外に出せてた大泉洋にちょっと感心。松田さんはいつも通りこなしてます。