『ヒッチハイクは危険だと最初に教えてくれた人。』
大昔に見たのか、見た気になっていただけなのか。
どうやら見ていないよう(見たログに記録なし)だったので改めて鑑賞。
一度絡まれたら、もう終わり。
あおり運転系の映画と同じ恐怖。
この方が先駆け。
どこまでもどこまでも追いかけてくる。
ある意味、コメディかもしれないと思うほどのしつこさ。
ルドガ・ハウアーの美貌が逆に恐怖を掻き立てる。
冷酷で、途方もない孤独が垣間見える。
ある意味、悪魔のよう。
どこから来たのか、何者かは一切明かされない。
きっと何者でもない、人間の「悪意」そのものなんだと思う。
善意につけ込み、侵入してくる悪意。
追い払っても追い払っても、一度入り込まれたら追い払えない。
使い古されたネタのはずなのに、今見てもちゃんと怖い。
なぜなら、今でもこんな奴はゴロゴロいそうだと思ってしまうからだろう。
悪魔はいつも身近にいる。
あの笑顔の下に何を隠しているのか、いつ何時も警戒を怠ってはいけない。
まぁ、そんな世の中自体が彼のような人を作っていると思うんですけどね。
ちぶ〜的ヒッチハイク度5
絶対に自分だったら乗せない。アメリカ人の警戒心のなさは、ある意味優しさなんだろうけどさ。
本日紹介した映画は…
ヒッチャー (1985)
THE HITCHER