『ビル・ナイの渋くて彫の深い演技が最高。』
このミステリーは久々に楽しめた!
犯人が誰かという結末もそうだが、暴かれるまでの複雑な人間関係が交錯していくところが面白い。
見ごたえたっぷりで最後まで読めない展開に夢中になった。
刑事としては年寄りすぎると思ったビル・ナイも、作品にしっかりと重みを持たせていた。
見終わってみれば違和感はなかった。
地味な作品だが、ミステリー好きにはいいと思う。
容疑者の女と夫、その恩人の三角関係が見ていて切なかった。
きっとあの人は本当に彼女を愛していたのではないか?
と、考えると胸キュン。
作中ではそういうことをハッキリさせるシーンがないけれど...
ないからこそ見るものの想像力を駆り立てて楽しめるのだと思う。
きっと原作はもっと面白いのだろうと予想がつく。
映画としては脚本も演出もよく出来ていたので、今回見ることができてラッキーだった。
しかし、この事件の真相は終盤になれば予想はつきますが...
リアルでゾッとしましたね。
ちぶ~的事件です!度5
本日紹介した映画は...
切り裂き魔ゴーレム (2016)
THE LIMEHOUSE GOLEM
- 監督 フアン・カルロス・メディナ
- 霧深いロンドン市街で殺人事件が発生し、4名の容疑者が挙がるが、そのうち1名はほかの殺人事件で死んでいた。事件を担当する刑事のキルデアは、死亡した人物が犯人なら解決が早いと考え、容疑者を殺害した女性の裁判を見に行く。すると、脚本家の夫に女優の妻が毒薬を盛ったとメイドが証言しており……。
(Yahoo!映画より引用)