男性の怒鳴り声は嫌いである。
特に仕事においての怒号は必要性がわからない。
叫んだところで部下は育つのか。
本当に有能な人は感情で育てたりしない。
朝からそんな様子を間近で見てぐったり。
師匠は妊婦なのにお構い無し。
胎教によくない。
なりふり構わず、怒り狂った上司を見て思う。
仕事がすべてじゃないのにと。
特に日本人は、仕事人間が多い気がする。
「 THX-1138」は、機械のように働く日本の抑制社会を皮肉っているようだ。
あらすじは....
25世紀-地下に広がるシェルターで、人類はコンピューターに支配されていた。そこでは、人々は名前すら持たずに番号で管理され、精神安定剤の服用を義務づけられながら黙々と作業に従事していた。そんな中で、THX-1138(ロバート・デュバル)と彼の女性ルーム・メイト、LUH-3417(マギー・マコーミー)は自らの意思で精神安定剤の服用をやめる。精神安定剤から解放された二人はやがて愛し合うようになり、禁止されている肉体関係を交わしてしまう。その事に気付いたコンピューターは即座に二人を引き離し、THX-1138を裁判にかけ投獄してしまうのだが、THX-1138はLUH-3417を求めて逃亡する事を決心する…。
ルーカスの初期作品っす。
興味深いけど、眠いっす。
なんせスターウォーズみたいなヘンテコな生物は出てきません。
強弱がない。
退屈と言ってしまえば簡単だけどそうじゃない気もするっす。
色のない世界。
感情すら薄い。
何もかも制限され抑圧される。
コテコテのSFかと思いきや案外近い将来にも見える。
会話すら高度。
数字とアルファベットが並ぶ。
タイトルからしてわかりずらいのに、劇中もわかんない。
見る私の知能が達してないのかもしれない。
仕事も生活もすべてがコントロールされている。
機械的に利益だけを上げるために。
そのためには愛さえも排除されてしまう。
人間の思想や感情は決められたレールの上を走れない。
それこそが人間が生きる価値といってもいいのに。
自由がなければ生きながらにして死んでいるも同然。
でも、これって...
日本をオーバーにしただけな感じがする。
学校や会社で制服がある。
規則がある。
規律正しく、正確さを求められる。
世界を見渡せばこんなに制限されている国は多くないだろう。
やたら集団生活を好み、みんなと同じ考えがまるで正しいかのように閉じ込められる。
リンクするこの世界。
みんなと同じ服。
みんなと同じ髪型。
みんなと同じ考え。
怖い。
怖すぎる。
”私”である必要がなくなる。
名前が消えたとき、存在価値さえなくなる。
逃げるということすら自由であるということに、気づいていなかった私に気付く。
ちぶ~的飽きる度5
視界の色がずっと同じだと気が遠くなる。しかも真っ白。全然純粋じゃないのに。カラフルな人生が幸せよね。